outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

古民家再生リフォーム

2010年08月27日 21時53分31秒 | 退職生活
「田舎暮らし」を考えている人達も多いし、すでに田舎で暮らしている人達も大勢います

日本国中の色々な山に登ろうと、ここ八年、毎年数ヶ月間に渡って旅を続けている僕は、海外をヨットで周っていた時と同様、「楽園」を求めて移住した人達の生活に興味があるので、できる限りその様な人達と機会があれば話をしています

そして、非常に愉しく暮らしている人から、「マァマァ」な人から、強く後悔している人まで色々と見てきました

そんな移住者の殆どは退職をした夫婦なんですが・・・

現在「非常に愉しく」暮らしている人の中でも、初めから「心から愉しめる人は意外に少なく、初めは夢中でもスランプ?があり、2~3年は本人達の「心の整理」がつかず、戸惑っていた人達は多いです

そんな様々な移住者が居る中で、今回訪問した「従姉妹」の事について、極めて独断と偏見に満ちた僕が感じた事を書いてみます

昨日のブログは「訪問前の想像」でしたが、今回はしっかり観察したすぐ後なので、かなり真実に近いと思っています。

京都府綾部市の外れに建つ、この地方の極めてトラディショナルな屋根形をした多分100年を超えるような、ボロボロの「古民家」(竹林、畑など付き)を買ったのは9年前でした

一般の「田舎暮らし移住者」と違う事は、中心となったのが女性で「三姉妹」プラスその夫、子供及び友達夫婦で、その古民家の良さを残しつつ、快適な生活が出来るように「自分達で」大改造して、老後にはそこで共同生活しようとの発想です。

僕が以前行った時には、骨の上に屋根が乗っているだけの状態だったんですが、皆が必死で作業していました

でも・・・完成するだろうか???と思ったものです

ところが五年間、毎週末の二日をこの改造の為に通い「非常に愉しく、充実した日々だった」と、今日も三姉妹が何度も言っていましたが完成させてしまったんです

その出来栄えは「素晴らしい」としか言い様がありませんでした

真っ黒な年代物の太い梁が何本も部屋の中を通り、同じような太い柱で支えている家は、現代に造りたくても出来るものではありません。

工夫、応用が随所に見られ、それが「古い骨組みに合っている」にも関わらず、快適に暮らせるように仕上がっているのは「女性中心」故かも知れません

実際に移住するまで、改造に五年間三姉妹と家族、友達などが通い続け、自分達だけで仕上げた事は、地元の人達にも好感を持たらした事でしょう

4年前に移住し、現在も常時住んでいる90歳の母親と僕と同年代の従姉妹は、移住した最初から全く区別無く、地元の人達に受け入れられ、認められてるのは、五年間の作業を認めたからの様に思いました

今回僕達が行くと言うと、三姉妹の他、三姉妹の夫、子供や孫も平日にも関わらず集まってくれました。(毎週、毎日多くの人が集まっているそうで、特に僕等が行ったからではない)

90歳の母親(叔母)も庭の草抜きなど、広い屋敷内を動き回るので、適当に痩せ、また多くの人達が集まってくれるので元気に過ごしていました

現在はまだ共同生活には至っていませんし、女三人は「カシマシ」ですが、大阪の家もすぐ近くに集まって居たし、成功すると思います。

高齢化社会の日本で、これから取り入れざるを得ないと思う「共同生活」

その先駆けでもある、このプロジェクトが大成功に進んでくれると、なにより今後の老人達の励ましとなり、道筋が見えてくるように思いました

ただ・・・あんな三姉妹は滅多に居ないから・・・例外となってしまうかも知れません。

美由紀は、女姉妹が居ない事を嘆いていましたが・・・僕は「オンナは強い」と改めて感心しました

写真は、「リビング」とでも呼べばいいのか・・・皆が集まるテレビがある部屋の天井を写しました。

天井までの高さは4メートル以上あるので、非常にゆったり感じます

黒く変色した太く立派な梁が安心感と貫禄を感じさせるでしょ

写真をクリックすると大きく見えます

こんな家を見てしまうと・・・倉庫ハウスは・・・

話は大きく変わりますが、日本海に潜りに行っていたBagus松井氏夫妻と偶然会いました

世の中・・・狭い。












コメント
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