お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

葬儀のしきたり 通夜・葬儀編

2007年04月28日 | 仏教
 葬儀のしきたりは、仏教でも各宗派、また、それぞれの地方の慣習で異なってきます。わからないことは、お寺にお尋ねになられることをおすすめします。
 葬儀屋さんは営業のことを考えてのアドバイスをされるでしょうし、親戚もそれぞれ自分の宗派、地方の慣習でのアドバイスをされるでしょう。
 親戚、ご近所が異なることを助言され、混乱する時は、お寺に聞いて「お寺がこう言った」と、はっきり言われたほうがスッキリします。

 いずれにしても、浄土真宗では、阿弥陀如来の本願力によって、故人は亡くなると同時に、悟りの世界である浄土に往生し(往って生まれ)成仏(仏と成られた)と味わいます。

 したがって、浄土真宗の葬儀は、故人を浄土へ送るため、つまり、故人のために「してあげる」儀式ではなく、故人と深い縁あった私たちが、故人を偲び、感謝すると同時に、また、お互い仏となって遇う世界(浄土)を味わう「私1人ひとりの」法会です。

 お経や念仏は、故人が成仏するための「まじない」では、ありません。
 「お経」は、私をさとりに導こうとされる仏さまの説法。
 「南無阿弥陀」の念仏は、阿弥陀さまとの交信の言葉・感謝の言葉です。

  それだけは、取り違えないでお通夜・葬儀にご参詣ください。
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