お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

精進料理

2007年04月16日 | 仏教
 都会では「通夜ふるまい」って言うのですか?通夜の会葬者に食事についていただく習わし。
 ちょうど夕方「忙しいところを会葬くださった」という遺族側の感謝の気持ちから始まったことなんでしょうが、それは精進料理なんでしょうか?
 
 全国各地で、仏事における習慣は、いろいろなんでしょうが、私が知る福岡、佐賀では、一般会葬者に通夜で食事を出すことはありません。(身内はもちろん、食事しますが・・・)

 通夜、葬儀の折りの食事はもちろん、精進料理になさる方も、葬儀が終わったら「精進落とし」と言って、親族におご馳走を振る舞われる事を耳にします。

 葬儀の直後にお刺身や肉を食べる・・・う~ん・・別に食べたから悪いとか、たたりがあるってことじゃありませんが、普段たらふくご馳走をいただいているのだから、せめて仏事の時は「精進料理」がいいんじゃないかなあ
 せめて一周忌、三回忌ぐらいまでは・・・

 葬儀・七七日の法要・年回忌など、参拝する親族も別に「宴会」に出席しているわけじゃないのですから。ご馳走を期待して、お参りしてはいないでしょう。

 仏事だというのに、施主が「仏さま」より「参拝者」に気を遣って、豪華・宴会料理でおもてなししなきゃ・・・と、刺身だの伊勢エビだの入った会席弁当を奮発しなくても、いいのではないでしょうか。

 「きょうは○○の仏事をご縁に、私たち1人ひとりが仏さまに心をあわせるひとときと味わい、質素な精進料理にさせていただきました」
と挨拶なされば、「ご馳走をけちった」と文句を言う親族もおられないでしょう。

と、オバサンは思うのでありますが・・・
コメント (3)
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