回転ずしは“ごちそう”にあらず? 2008年3月2日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080302/sty0803021608007-n1.htm
明日はひな祭り。ちらしずしや手巻きずしで、女の子の成長をお祝いする家庭も多いのでは? ミツカンが子供を持つ30、40代の主婦を対象に、多様化する「おすし」についてアンケート調査を行った。
“すし”と聞いて、まず思い浮かぶのは「回転ずし」が最多の64%。2005年に行った同様の調査では58.6%だったが、今回はさらにポイントを上げている。ただ、回転ずしはごちそうかというと、約9割の人の答えは「ノー」。特別な日の豪華な食事ではなく、普段の食生活のワンシーンになっているようだ。
すしといっても、すしの種類によって食べるシーンはさまざま。そこで、どんなときに「今日はおすし!」となるのか、すしの形態ごとに聞いてみた。
すし屋のすしは、「家族によいことがあった」ときなど、ハレの日の食事。家で作るときは、「ひな祭りなどの行事食として」が65%で断トツだった。総菜やテークアウトのすしは、忙しいときに登場するケースが多い。また、「自分が食べたい」ときに利用されることが多いのも、総菜ずしの特徴。おいしくヘルシーで、手軽なテークアウトのすしは、主婦の強い味方なのかもしれない。
《調査方法》首都圏と関西圏に居住する子供を持つ30~49歳の主婦を対象にFAXで実施。期間は1月10~16日。有効回答数は470。
う~ん。『さすがに100円単位で支払額が調整できるようなものをご馳走と呼ぶには無理があるだろう!』と私はついつい心の中でつぶやいてしまったのですが、アンケート結果では、寿司屋で食べる寿司は97.2%、寿司屋の出前寿司は63.9%の方がごちそうだと考えているのに対して、家で作る寿司は17.2%、宅配専門の寿司は14.2%、デパ地下の寿司は11.6%、回転寿司の寿司は9.7%の方しかご馳走だとは思っていないようです。寿司屋の出前寿司でも比較的安値のものもあるはずですが、まとめていくらということで、高級感に対するイメージがあるのでしょうか。
お寿司と聞いて思い浮かべるものは関西と首都圏とでは異なるようで、関西では回転寿司が74.9%と圧倒的に高く、寿司屋の寿司が18.4%(うち寿司屋で食べる寿司14.6%、寿司屋の出前寿司3.8%)に対して、首都圏では回転寿司が52.6%に対して、寿司屋の出前寿司も38.3%(うち寿司屋で食べる寿司32.2%、寿司屋の出前寿司が6.1%)。関東では寿司屋の寿司と回転寿司屋の寿司は別物の感覚なのでしょうか…。
お寿司を食べる頻度は首都圏が月2.1回、関西が2.0回。3年前の調査では首都圏が1.5回、関西が1.9回だったので、首都圏でお手軽なテイクアウトのお寿司や回転寿司を食べる機会が増えたのではないでしょうか。
回転寿司の場合は、ネタの制限、予算の制限をかけることなく、思う存分食べる傾向が強く、1人あたりの費用は首都圏で1515円、関西で1265円。
家で作る寿司は五目ちらしが関西・首都圏共に75%を超えるのですが、関西では手巻き寿司が70.2%と五目ちらしに匹敵するほど人気があるのに対して、首都圏はいなり寿司が64.5%、手巻き寿司が58.5%、のり巻きが42.0%と人気が分散。このあたりは地域性でしょうか。
他にも、お寿司を食べに行くことの決定権や誰がお金を出すか、よく買うお寿司の種類、業態別の寿司ネタランキング、家族の好きなネタ、ひな祭りとお寿司との関係など、中々興味深い調査を行っているようです。
それにしてもミツカンの調査は『賞味期限から何日までなら許容範囲か http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2007news/070521.html』や『家庭における鍋料理のトレンド調査 http://www.mizkan.co.jp/images/000000531.pdf』など面白い調査内容が多いですね。AGFのお歳暮調査(http://www.agf.co.jp/about/news/315-20061025.html)共々、ついつい調査内容に引き込まれてしまいます。
「今日はお寿司!」もはや“ごちそう”ではない回転寿司~生活の多様化で頻度増加、お寿司の摂食実態~ はこちら http://www.mizkan.co.jp/images/000000617.pdf
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080302/sty0803021608007-n1.htm
明日はひな祭り。ちらしずしや手巻きずしで、女の子の成長をお祝いする家庭も多いのでは? ミツカンが子供を持つ30、40代の主婦を対象に、多様化する「おすし」についてアンケート調査を行った。
“すし”と聞いて、まず思い浮かぶのは「回転ずし」が最多の64%。2005年に行った同様の調査では58.6%だったが、今回はさらにポイントを上げている。ただ、回転ずしはごちそうかというと、約9割の人の答えは「ノー」。特別な日の豪華な食事ではなく、普段の食生活のワンシーンになっているようだ。
すしといっても、すしの種類によって食べるシーンはさまざま。そこで、どんなときに「今日はおすし!」となるのか、すしの形態ごとに聞いてみた。
すし屋のすしは、「家族によいことがあった」ときなど、ハレの日の食事。家で作るときは、「ひな祭りなどの行事食として」が65%で断トツだった。総菜やテークアウトのすしは、忙しいときに登場するケースが多い。また、「自分が食べたい」ときに利用されることが多いのも、総菜ずしの特徴。おいしくヘルシーで、手軽なテークアウトのすしは、主婦の強い味方なのかもしれない。
《調査方法》首都圏と関西圏に居住する子供を持つ30~49歳の主婦を対象にFAXで実施。期間は1月10~16日。有効回答数は470。
う~ん。『さすがに100円単位で支払額が調整できるようなものをご馳走と呼ぶには無理があるだろう!』と私はついつい心の中でつぶやいてしまったのですが、アンケート結果では、寿司屋で食べる寿司は97.2%、寿司屋の出前寿司は63.9%の方がごちそうだと考えているのに対して、家で作る寿司は17.2%、宅配専門の寿司は14.2%、デパ地下の寿司は11.6%、回転寿司の寿司は9.7%の方しかご馳走だとは思っていないようです。寿司屋の出前寿司でも比較的安値のものもあるはずですが、まとめていくらということで、高級感に対するイメージがあるのでしょうか。
お寿司と聞いて思い浮かべるものは関西と首都圏とでは異なるようで、関西では回転寿司が74.9%と圧倒的に高く、寿司屋の寿司が18.4%(うち寿司屋で食べる寿司14.6%、寿司屋の出前寿司3.8%)に対して、首都圏では回転寿司が52.6%に対して、寿司屋の出前寿司も38.3%(うち寿司屋で食べる寿司32.2%、寿司屋の出前寿司が6.1%)。関東では寿司屋の寿司と回転寿司屋の寿司は別物の感覚なのでしょうか…。
お寿司を食べる頻度は首都圏が月2.1回、関西が2.0回。3年前の調査では首都圏が1.5回、関西が1.9回だったので、首都圏でお手軽なテイクアウトのお寿司や回転寿司を食べる機会が増えたのではないでしょうか。
回転寿司の場合は、ネタの制限、予算の制限をかけることなく、思う存分食べる傾向が強く、1人あたりの費用は首都圏で1515円、関西で1265円。
家で作る寿司は五目ちらしが関西・首都圏共に75%を超えるのですが、関西では手巻き寿司が70.2%と五目ちらしに匹敵するほど人気があるのに対して、首都圏はいなり寿司が64.5%、手巻き寿司が58.5%、のり巻きが42.0%と人気が分散。このあたりは地域性でしょうか。
他にも、お寿司を食べに行くことの決定権や誰がお金を出すか、よく買うお寿司の種類、業態別の寿司ネタランキング、家族の好きなネタ、ひな祭りとお寿司との関係など、中々興味深い調査を行っているようです。
それにしてもミツカンの調査は『賞味期限から何日までなら許容範囲か http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2007news/070521.html』や『家庭における鍋料理のトレンド調査 http://www.mizkan.co.jp/images/000000531.pdf』など面白い調査内容が多いですね。AGFのお歳暮調査(http://www.agf.co.jp/about/news/315-20061025.html)共々、ついつい調査内容に引き込まれてしまいます。
「今日はお寿司!」もはや“ごちそう”ではない回転寿司~生活の多様化で頻度増加、お寿司の摂食実態~ はこちら http://www.mizkan.co.jp/images/000000617.pdf