チロルチョコ:「16年半、社命で自宅がチョコの山」 元社員、賃料求め提訴--新潟 2008年3月11日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080311ddm012040124000c.html
◇賃料600万円求め
チョコレート製造の「チロルチョコ」(東京都千代田区、松尾利彦社長)のサンプル商品を自宅で保管させられたとして、元社員の60代男性がその賃料600万円を払うよう求める訴訟を新潟地裁に起こした。会社が賃料を支払わずに不当な利益を得たと男性は主張している。
訴状によると、男性は87年6月に入社し、自宅兼新潟出張所(新潟市西区)で働いた。入社時に会社から「商品サンプルの保管スペースとして半畳くらいが必要」と説明された。91年6月ごろから、半畳に収まりきれないサンプルが送られ、定年退職した昨年12月まで、チョコ入りの段ボール箱数十個を自宅6畳間に置いていた。男性は91年~07年の約16年半、スペース利用で会社側が得た利益の一部として600万円を返すよう求めている。
原告側弁護士は「(自宅が)書類などで占有され社員が訴えるケースはあるが、お菓子は聞いたことがない」と話し、同社は「担当者が不在でコメントできない」としている。同社は1903年創業の老舗メーカー。
チロルチョコと言えば、10円又は20円といった小さい子供が自分のお小遣いで買える範囲で購入できるお手軽な駄菓子の1つで、大概の方は1度は食べたことがあるのではないかと思うのですが、元社員の60代男性が自宅を倉庫代わりに使われたと、過去16年半分の賃料として600万円の支払いを求める訴訟を起こしたようです。
ただ、このケースの場合、自宅兼出張所というところが微妙なところで、普通自宅兼オフィスということならば、仕事に関係のある資料等を置くのは当たり前で、多少の融通は利かせる方が普通でしょうし、16年半分の納品書のコピーなどを控えとしてとっておいたなどしていなければ、契約以上の分量の保管を余儀なくされたことを立証すること そのものがかなり困難だと思うのですが、裁判所はこの珍妙な訴えをどう判断するのでしょうか。
子供に夢を与える会社が、このような大人の醜い事情で裁判沙汰になるなんて、子供には見せたくないシーンですし、程々のところで、和解してくれるといいんですけどね…。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080311ddm012040124000c.html
◇賃料600万円求め
チョコレート製造の「チロルチョコ」(東京都千代田区、松尾利彦社長)のサンプル商品を自宅で保管させられたとして、元社員の60代男性がその賃料600万円を払うよう求める訴訟を新潟地裁に起こした。会社が賃料を支払わずに不当な利益を得たと男性は主張している。
訴状によると、男性は87年6月に入社し、自宅兼新潟出張所(新潟市西区)で働いた。入社時に会社から「商品サンプルの保管スペースとして半畳くらいが必要」と説明された。91年6月ごろから、半畳に収まりきれないサンプルが送られ、定年退職した昨年12月まで、チョコ入りの段ボール箱数十個を自宅6畳間に置いていた。男性は91年~07年の約16年半、スペース利用で会社側が得た利益の一部として600万円を返すよう求めている。
原告側弁護士は「(自宅が)書類などで占有され社員が訴えるケースはあるが、お菓子は聞いたことがない」と話し、同社は「担当者が不在でコメントできない」としている。同社は1903年創業の老舗メーカー。
チロルチョコと言えば、10円又は20円といった小さい子供が自分のお小遣いで買える範囲で購入できるお手軽な駄菓子の1つで、大概の方は1度は食べたことがあるのではないかと思うのですが、元社員の60代男性が自宅を倉庫代わりに使われたと、過去16年半分の賃料として600万円の支払いを求める訴訟を起こしたようです。
ただ、このケースの場合、自宅兼出張所というところが微妙なところで、普通自宅兼オフィスということならば、仕事に関係のある資料等を置くのは当たり前で、多少の融通は利かせる方が普通でしょうし、16年半分の納品書のコピーなどを控えとしてとっておいたなどしていなければ、契約以上の分量の保管を余儀なくされたことを立証すること そのものがかなり困難だと思うのですが、裁判所はこの珍妙な訴えをどう判断するのでしょうか。
子供に夢を与える会社が、このような大人の醜い事情で裁判沙汰になるなんて、子供には見せたくないシーンですし、程々のところで、和解してくれるといいんですけどね…。