「カップヌードル」ポリ容器を紙容器に、日清食品がエコ対策 2008年3月21日
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080321AT3K2100R21032008.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080321-OYT1T00850.htm
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/biz/news/20080322k0000m020106000c.html
日清食品は21日、「カップヌードル」の容器を、従来のポリスチレン製から紙を主とした容器「ECOカップ」に変更すると発表した。「カレー」や「シーフード」など通常サイズのカップヌードル全9種類の容器を4月から順次切り替える。
循環型資源の紙を使うことで環境負荷を減らせるほか、パッケージの文字もよりくっきりと印刷できるようになったという。表示内容もアレルギー物質を一覧表にしたり、食塩相当量を載せたりして改良した。
容器の大幅な材質変更は1971年にカップヌードルを発売して以降初めて。ミニサイズや「U.F.O.」、「どん兵衛」など、ほかのカップ麺製品は今後検討する。
カップヌードルの容器と言えば、保温性がよく、持ったときに熱くないという理由から、発売当時からポリスチレン製の容器を使用(同業他社は特許との関係から、主として紙製品を使用 このあたりの事情は先のリンク先に詳しく書いてあります → http://www.humitdem.net/kappumenn.html)していましたし、環境負荷の問題さえなければ、従来の容器を使い続けたのではないかと思うのですが、従来のものに比べ、1個当たりのCO2排出量を22%削減できるということで、従来の容器よりも9グラム重く(15グラム)、製造コストも増えるにも関わらず、容器の切り替えを進めるようですね。
京都議定書では1990年の基準年からCO2を6%削減する目標を打ち出しましたが、2006年の速報値では、削減どころか実際には基準年比6.4%増加しているのが現実。
もっとも、実際に増加しているのは産業部門ではなく、商業や事務所などの業務その他部門や家庭部門、運輸部門なのですが、カップ麺は最終消費者の元に届くためどうしても目立ちますし、業界最大手としては、国からの強い圧力もあり、対応せざるを得なかったという一面もあったのではないかと思います。
ところで、この新容器 持ち続けても熱くないんですよね…(^^ 容器に紙を使うということで、私はどうしてもそちらの問題の方が気になってしまいます。
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080321AT3K2100R21032008.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080321-OYT1T00850.htm
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/biz/news/20080322k0000m020106000c.html
日清食品は21日、「カップヌードル」の容器を、従来のポリスチレン製から紙を主とした容器「ECOカップ」に変更すると発表した。「カレー」や「シーフード」など通常サイズのカップヌードル全9種類の容器を4月から順次切り替える。
循環型資源の紙を使うことで環境負荷を減らせるほか、パッケージの文字もよりくっきりと印刷できるようになったという。表示内容もアレルギー物質を一覧表にしたり、食塩相当量を載せたりして改良した。
容器の大幅な材質変更は1971年にカップヌードルを発売して以降初めて。ミニサイズや「U.F.O.」、「どん兵衛」など、ほかのカップ麺製品は今後検討する。
カップヌードルの容器と言えば、保温性がよく、持ったときに熱くないという理由から、発売当時からポリスチレン製の容器を使用(同業他社は特許との関係から、主として紙製品を使用 このあたりの事情は先のリンク先に詳しく書いてあります → http://www.humitdem.net/kappumenn.html)していましたし、環境負荷の問題さえなければ、従来の容器を使い続けたのではないかと思うのですが、従来のものに比べ、1個当たりのCO2排出量を22%削減できるということで、従来の容器よりも9グラム重く(15グラム)、製造コストも増えるにも関わらず、容器の切り替えを進めるようですね。
京都議定書では1990年の基準年からCO2を6%削減する目標を打ち出しましたが、2006年の速報値では、削減どころか実際には基準年比6.4%増加しているのが現実。
もっとも、実際に増加しているのは産業部門ではなく、商業や事務所などの業務その他部門や家庭部門、運輸部門なのですが、カップ麺は最終消費者の元に届くためどうしても目立ちますし、業界最大手としては、国からの強い圧力もあり、対応せざるを得なかったという一面もあったのではないかと思います。
ところで、この新容器 持ち続けても熱くないんですよね…(^^ 容器に紙を使うということで、私はどうしてもそちらの問題の方が気になってしまいます。