ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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ねんきん特別便で「訂正無し」回答者、8割で不備見つかる

2008-03-04 18:41:03 | Weblog
ねんきん特別便で「訂正無し」回答者、8割で不備見つかる 2008年3月4日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080303AT3S0301B03032008.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080303-OYT1T00599.htm
朝日 http://www.asahi.com/life/update/0304/TKY200803030578.html
毎日 http://mainichi.jp/select/today/news/20080304k0000m010116000c.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/080303/wlf0803032012002-n1.htm
 年金記録漏れを注意喚起する政府の「ねんきん特別便」を受け取って訂正無しと回答した1万7103人に再び照会したところ、79%が本当は記録訂正が必要だったことが社会保険庁の調べで分かった。本人の記憶が間違っている例も多く、社保庁による周知徹底が必要になりそうだ。
 なぜ「訂正無し」と回答したのかを追跡したところ、「年金記録に間違いが無いと思っていた」が44%で首位。「すでに年金記録の確認を行っている」が12%、「他に年金制度に加入した記憶が無い」が11%で続いた。「年金額がそれほど増えるわけではない」(6%)と記録訂正に関心が薄い回答者もいた。
 ねんきん特別便に「訂正無し」と回答した人は2月19日現在で53万人と受取人の3割にのぼる。訂正無しの回答者の割合が多すぎるとの野党などの批判を受け、社保庁が記録訂正に結びつく可能性が高い回答者に1月に電話や戸別訪問で聞き取り調査した。データは自民党の「年金記録に関する会」(座長・大村秀章衆院議員)で開示した。


 ねんきん特別便の第一陣は、記録訂正の可能性が非常に高い人を優先して送付しているので、記録修正を求めてきた割合が1割しかなかったという時点で、こうなる可能性は非常に高かったと思いますが、いっそ未加入の期間だけ抜き出して、『この期間はどう過ごされていましたか』と確認する形式にした方が手っ取り早いと思うんですけどね…。
 他にも、例えば20歳から65歳までをグラフ形式にして(厳密には20歳前や65歳後でも厚生年金に加入することはできますが、20-65歳までのグラフでも大半はカバーできるでしょう)未加入の期間は赤塗りにして視覚に訴えるというやり方もあるでしょうし、いかにもお役所仕様な、単純に加入期間を並べただけの面白みのないものから、私達庶民が思わず手にとってしげしげと眺めたくなるような形式に変えた方が良いのではないでしょうか。

調査捕鯨船に妨害、3人軽傷・米団体、薬品投げつける

2008-03-04 18:36:49 | Weblog
調査捕鯨船に妨害、3人軽傷・米団体、薬品投げつける 2008年3月3日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080303AT1G0300Y03032008.html
 3日午前7時10分(日本時間)ごろ、南極海で調査捕鯨中の母船「日新丸」が、米環境保護団体シー・シェパードの船舶から薬品が入った液体を投げられるなどの妨害行為を受けた。日新丸の乗組員1人、海上保安官2人の計3人が薬品が目に入るなどの軽傷を負った。同団体の捕鯨船への妨害行為は3回目。
 水産庁によると、シー・シェパード所属の「スティーブ・アーウィン号」に乗った同団体の活動家が約一時間にわたり、酪酸が入った液体や白い粉の入った袋などを100個以上日新丸に投げつけたという。
 小野寺五典外務副大臣は「日本政府として(アーウィン号に船籍を与えた)オランダ政府などに抗議する。暴力的な妨害は決して許されるべきではない」として、関係各国に捕鯨船乗組員の安全確保に協力するよう申し入れる考えを示した。

調査捕鯨妨害で 海保が初の捜査 シー・シェパード立件 2008年3月4日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080303/crm0803032330047-n1.htm
 南極海を航海中の調査捕鯨船団の母船「日新丸」が3日午前6時40分(日本時間同日午前7時10分)ごろ、公海上で米環境保護団体「シー・シェパード」の抗議船から薬品入りの瓶などを投げつけられ3人がけがをした。事態を重く見た海上保安庁は同日、威力業務妨害と傷害容疑で捜査に着手した。日本の調査捕鯨に対する妨害活動で海保が捜査を行うのは初めて。
 海保によると日新丸は、抗議船から約1時間にわたって異臭を発する酪酸入りの瓶や白い粉が入った袋計100個以上を投げ込まれる妨害を受けた。その際、酪酸の飛沫(ひまつ)が、乗船していた海保の保安官2人と、乗組員1人の目に入るなどして軽いけがをした。白い粉の成分は不明。
 海保は、海上での事件の捜査権を持つ海上保安官が妨害を現認しているうえに、保安官自身が負傷していることから捜査に乗り出すことにした。
 甲板に投げ込まれた瓶や犯行の様子を撮影したビデオなどから犯人を特定する作業を進める。容疑者が特定できた場合は、外交ルートを通じて該当する国に捜査共助を申し入れる方針。
 南極海での日本の調査捕鯨船団に対するシー・シェパードの妨害活動は今年度3度目。過去2回は、保安官が乗船していない船に対する妨害だったため、捜査に乗り出せなかった。海保が捜査に乗り出すには告発が必要という。
抗議船は日新丸と併走中だが、日新丸以外の調査船に被害はなく、調査捕鯨は継続している。
 シー・シェパードの活動に関しては、平成18年度の妨害行為について、警視庁が威力業務妨害容疑での立件を視野にした捜査をしている。
 18年度の調査活動で妨害活動が行われたことから水産庁が海保に乗船を要請。19年度の調査捕鯨から初めて海上保安官が調査捕鯨船に乗り込んでいる。
 今回の事件をめぐっては、水産庁がシーシェパードに抗議するとともに、外務省を通じてSI号の船籍国であるオランダと母港を提供している豪州の両政府に強く抗議を申し入れた。6日からロンドンで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)中間会合でも「関係者と今回の問題をしっかり協議する」(白須敏朗農林水産事務次官)考え。
 町村信孝官房長官は会見で「誠に許し難い行為だ。強く非難する」と述べた。
 シー・シェパードは3日、公式サイトで声明を出し、ポール・ワトソン船長は「これは人を傷つけない化学兵器を使った戦いだ」と抗弁。日新丸に投げつけた薬品入りのビンや粉については、「違法捕鯨に抗議し、邪魔をするために、毒性のない有機物質を使ったにすぎない」としている。




 このシー・シェパードなる自称環境保護団体。あのグリーンピースから一部のメンバーが独立して起こした、名前とは正反対の非常に評判の悪い団体ですが、さすがに今回の行為は1時間にわたって異臭を発する酪酸入りの瓶や白い粉が入った袋計100個以上を投げ込むなど、もはや抗議というレベルを超えたあまりにも卑劣な行為ですし、国としても厳重抗議の上、関係者には厳しい処分を求めるべきでしょうね。
 ちなみに、被害に遭った日進丸は、昨年の2月にも同じような妨害作業を受けているのですが、その時はこの連中の乗ったボートが日進丸に接近しすぎて沈没し、日本側にも救助を求めておきながら、そのわずか3日後の2月12日に、調査船の海幸丸に抗議船を衝突させるという『恩を仇で返す』マネをしでかしていて、他にも今年の1月15日には第2勇新丸が薬品入りのビンを投げ入れられ、2人が船内に侵入して逮捕されるという事件も発生していたりします。

 こういう自分の主張が通らなければ実力行使で相手に迷惑をかける連中が本当に鯨の保護を求めて活動しているようには私にはどうしてもそうは思えない(くじらを保護するような気持ちが本当にあるのならば、同じ哺乳類の人間を傷つけるという発想はまず浮かばないでしょう)のですが、世界の警察はいつまでこの連中を野放しにしておくんでしょうかねぇ…。

天洋食品、従業員を大量一時解雇か ギョーザ中毒事件

2008-03-04 18:27:58 | Weblog
天洋食品、従業員を大量一時解雇か ギョーザ中毒事件 2008年3月4日 産経
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080303/chn0803032208014-n1.htm
 中国製ギョーザ中毒事件で、河北省石家荘市にある製造元「天洋食品」が3日、従業員を工場に集め、退職申請書を配布したことが分かった。事件が長期化し工場再開のめどが立たない中で、工場側が従業員の大量一時解雇に踏み切った可能性があり、一部従業員は既に退職したことを認めた。一方、天洋食品は共同通信の取材に「何も話すことはない」と確認を避けている。
 退職した女性従業員の父親=石家荘市在住=は「操業停止中の娘の月給は300元(約4350円)しかなく、操業中の3分の1にも及ばない」と説明、工場の操業再開時期について「工場からは5月1日以降と聞いている」と話した。別の男性従業員2人も「多数の従業員が既に退職した」と認めた。
 3日午前、工場には200人から300人の従業員が入り、この後、100人近くが「退職申請書」と書かれた紙を持って工場内を歩いているのが確認された。従業員三百数十人のうち一時解雇の対象が全員かどうかは不明。従業員の一部は引っ越し荷物とみられる大きなかばんや袋を抱えて工場を立ち去った。
 従業員の大多数は地方出身者で、半数以上は20~30歳ぐらいの女性とみられる。多くは取材に一切答えず無言で、一部は工場を出る際に警備担当者から呼び止められ、何らかの指示を受けていた。
一方、工場の外に現れた工場幹部とみられる男性は取材に「何も話すことはない」と話した上で、逆に報道陣をカメラで撮影し「不当取材の証拠にする」と声を荒らげた。

■天洋食品 中国の河北省食品輸出入集団に属する国有企業の食品加工工場。同省の石家荘市にあり、ギョーザ、くし焼きなどの冷凍食品を主に製造、輸出している。昨年の対日輸出は3970トン。同社によると、1994年に中国で輸出食品の生産資格を獲得。95年には日本の農林水産省にも登録され、2001年と05年に農水省も現地検査した。1996年から日本の双日食料と取引。総資産は8057万元(約12億円)。



 天洋食品の敷地内に数百人の従業員が次々と入っていったというニュースの第一報が入ってきたとき、『天洋食品に従業員、生産再開に向け準備か(日経タイトル)』(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1G0301G 03032008&g=MH&d=20080303)と推測されていたようですが、やはり希望退職を募っていた(あるいは呼び出した人の全員解雇?)ようですね。
 まあ、元々従業員に対する処遇が悪いところに、工場の再開がいつになるかわからない、休業手当も元の収入の3分の1に満たないでは従業員の方だって生活が成り立たないでしょうし、仮に生産再開しても売れ行きがどれだけダウンするか予測もつかない状況では、ある程度の人員整理は避けられないと思いますし、とうとう来るべきものが来たといったところではないでしょうか。

日経平均は10銭高、NYダウは7ドル安 相場はFRB議長の発言待ち?

2008-03-04 18:18:37 | Weblog
米国株小幅続落、ダウ終値7ドルの1万2258ドル 2008年3月4日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080304AT3L0400304032008.html
 3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3営業日続落。前週末比7ドル49セント安の1万2258ドル90セント(速報値)で終えた。2月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は予想をやや上回ったものの好不況の境目である50%を下回ったほか、1月の建設支出が市場予想を下回ったことが売り材料。金融機関の業績や信用リスクに対する警戒感も重しとなった。ただ前週末に大きく下げた後とあって自律反発狙いの買いも入り、取引終了にかけて下げ渋った。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は12.88ポイント安の2258.60(同)で終えた。

NY原油・金、ともに一時最高値更新 2008年3月4日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080304NTE2INK0104032008.html
朝日 http://www.asahi.com/business/update/0304/TKY200803030580.html
 3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前週末比0.61ドル高の1バレル102.45ドルで取引を終えた。ドル安などを手掛かりに一時、103.95ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。ダウ・ジョーンズによると、物価上昇率を調整したベースでも1980年に付けた最高値を上回った。
 3日のニューヨーク金先物相場は5営業日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前週末比9.2ドル高の1トロイオンス984.2ドルで終えた。一時992.0ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。ドルが軟調に推移したことを受け、ドルと反対の値動きをすることが多い金に買いが入った。

日経平均、終値10銭高の1万2992円 2008年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080304NTE2INK0704032008.html
 4日の東京株式市場で日経平均株価はほぼ横ばい。大引けは前日比10銭(0.00%)高の1万2992円28銭。買い戻しや値ごろ感からの買いと戻り待ちの売りが交錯し、1万3000円を挟んでもみ合った。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されている4日の米国金融市場の動向や5日朝方に財務省が発表する2007年10―12月期の法人企業統計の内容などを見極めたいとして見送り気分が強く、相場は徐々に膠着(こうちゃく)感が強まった。東証株価指数(TOPIX)は4営業日続落。
 買い戻しが先行して日経平均は反発して始まり、1万3000円台を回復する場面もあった。ただ上値では戻り待ちの売りも出て、前日終値近辺で方向感を欠いた値動きが続いた。商品市況高を受け非鉄株や商社株の一角が買われ、海運市況の出直りを背景に海運株の上げが目立ったものの、相場全体への影響は限定的だった。
 東証1部の売買代金は概算2兆3744億円、売買高は同20億8711万株。東証1部の値上がり銘柄数は514、値下がりは1097、横ばいは117だった。



 前営業日に315ドル、610円とそれぞれ急落し、翌営業日の値動きが注目されていた日米株式市場ですが、本営業日は終値だけで見れば、どちらも小動き(実際は大幅な値幅変動あり)で終了したようですね。
 まず、NY市場ですが、各種経済指標の悪化や信用リスクに対する警戒感もあり、前営業日に引き続き下げましたが、寄り付きにかけて急激に下げた反動による買戻しが入り、結局前週末比7ドル49セント安の1万2258ドル90セントで終了。
 一方の日本市場は、円高・ドル安が一服したことから朝方こそ買いが先行したものの、直後に米景気後退懸念や、原油高による企業収益圧迫への警戒感が強まったことから、一気に12900円を割り込む水準まで下げましたが、その後再び上げ幅を広げ、午前の終値は始値とほぼ同水準の1万3086円66銭で終了。後場に入ると再び前日の終値を割り込み、その後は膠着状態になりながらも少しずつ水準を上げ、寄り付き近くになると再度下落し、結局終値は前日比10銭(0.00%)高の1万2992円28銭で終了しました。
 とはいえ、日経平均については、昨日610円も下げているわけですから、本来ならば反動による買戻しがあって当然なのに、その買戻し分がないということは、やはりしばらくは相場は低迷と見るのが正解なんでしょうね。
 ちなみに、NY金もNY原油も最高値を更新。こちらも株価には不安材料です。

またやった? 海自艦がベトナムで接触事故

2008-03-04 00:43:33 | Weblog
またやった? 海自艦がベトナムで接触事故 2008年3月3日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080303/crm0803031526023-n1.htm
 3日午後0時25分(日本時間)ごろ、ベトナム・ホーチミン港に入港・接岸しようとしていた海上自衛隊の護衛艦「はまゆき」(基準排水量2950トン、乗員約180人、艦長・久保健昭2等海佐)が岸壁に停泊中のカンボジア船籍の貨物船「MASAN」と接触する事故があった。双方の船ともけが人はいなかった。
 海上幕僚監部によると、事故ははまゆきが現地水先案内人(パイロット)を乗せ、その指示で操艦中に起きたもので、はまゆき艦尾と貨物船艦尾が接触、貨物船は塗装がはがれる程度で、はまゆきは艦尾の旗竿(はたざお)が湾曲するととも艦尾がへこんだが、修理が可能で航行には影響がないという。
 はまゆきは他の護衛艦「やまゆき」「まつゆき」とともに一般幹部候補生(部内)113人を乗せ、2月22日に広島県・江田島を出発、ホーチミンや沖縄に寄港して3月21日に呉に戻る予定だったという。
 海幕は「パイロットの指示でタグボートを使って入港作業中に接触した」としているが、海自幹部は「現地のパイロット任せとはいえ、危険を感じたら自分で指示を出すのも艦長の仕事」と話し、艦長の指示の適否が今後の原因調査の焦点になるとの見方を示した。 海自は2月19日のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の事故を受けて、任務中の艦艇をのぞいた海自の全艦艇に操艦の基本動作などを改めて見直す「総点検」を2月28、29日に実施。外用航海中だった「はまゆき」は3日のホーチミン入港後、7日に出港するまでに現地で「総点検」を実施する予定だった。

防衛相、自発的辞任を否定  2008年3月3日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080303AT3S0300603032008.html
 石破茂防衛相は3日朝のフジテレビ番組で、イージス艦衝突事故を巡る自身の責任問題について「(被害者の)家族の方々の気持ちにどう応えるかと、今まで議論されてこなかった自衛隊とは何かに方向性を付けたい」と述べ、自発的な辞任は当面考えず、防衛省・自衛隊改革に全力を挙げる意向を重ねて示した。
 事故の経緯に関する防衛省側の説明が一貫していないとの批判には「世の中に虚偽、隠ぺいといわれるならば足らざるところがあったと思う」としたうえで「全体を見渡して対応し、国民に説明できる態勢をつくっていかなければならない」と語った。


 イージス艦の事故を巡る騒動が収まりませんが、またまた海上自衛艦が衝突事故を起こしたようです。
 まあ、今回は現地水先案内人を乗せ、その指示で操艦中に起きたということで、それ程スピードも出ていなかったと思われ、被害も軽微だったようですが、防衛省に対する風当たりは更に強まりそうですし、野党の追及も激しくなりそうですね。
 一方、石破茂防衛大臣は改めて自発的辞任を否定。こちらについては、今更突然の辞任をされても後任が迷惑するだけですし、イージス艦を巡る問題を処理した時点で自らの進退を願い出るのが一番よいのではないでしょうか。

株価年初来安値更新の可能性 と 対ドル円12年ぶりの100円突破の可能性  ニュース2本

2008-03-04 00:35:58 | Weblog
東証:年初来安値更新の可能性も 2008年3月4日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080304k0000m020064000c.html
 先週末からの急激な円高進行は、週明け3日の東京株式市場を大きく揺さぶった。日経平均株価終値は前週末終値比610円安と大幅下落。米国の低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響拡大に不安が高まる中、円高が国内の輸出企業の業績を一層悪化させるとの懸念が売り圧力に拍車をかけた。市場では、「今後一気に年初来安値(1万2573円05銭)を更新する可能性がある」(大手証券)との指摘さえ出ている。
 先週末のニューヨーク市場で株価が急落し、円高も進行していたことから、週明けの東京株式市場は大幅な値下がりで始まると大方の市場関係者が予測していた。しかし、下げ幅は予測以上の大きさとなった。3日の東京外国為替市場で、円相場が一時1ドル=102円台を付け、「予想を超えた円高に驚いた投資家が日本株売りに走った」(国内中堅証券)ためだ。
 円高は輸出企業の収益を悪化させる。実際、3日の東京市場で下落率の上位を占めたのは、鉄鋼や電機、自動車など輸出関連銘柄だった。
 企業はすでに原油価格などエネルギー・素材価格の高騰にあえいでおり、円高進行で企業収益の下振れ懸念は強まる一方だ。大和総研が2月末に発表した企業業績見通しでは、東証1部の製造業の08年度の経常増益率は前期比0.6%増で、前回予想(昨年12月)から4.2ポイントも下方修正されている。
 また、先週末に米保険最大手AIGが巨額損失を計上するなど、サブプライム問題による米国発の信用収縮懸念も再燃した。市場では「中東などの政府系ファンドが、日本株を割安と見て買い支える」(市場関係者)と期待する声があるものの、今週末の米雇用統計など経済指標の発表を控えて投資家の間には様子見ムードも広がっている。日経平均は当面不安定な値動きとなりそうだ。

東京円:12年ぶり「1ドル=100円突破」の声も 2008年3月4日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080304k0000m020063000c.html
 東京外国為替市場で3日、円相場が3年1カ月ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=102円台後半まで急騰した。低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題を背景にした米国の景気後退懸念の高まりが背景で、円高・ドル安の流れは止まりそうにない。市場では「95年12月以来約12年ぶりに1ドル=100円突破を試す可能性もある」(外為ディーラー)との声も出ている。
 週明けの東京市場では、前週末の米株式市場でダウ平均株価が300ドルを超す急落となったのを受け、ドル売り一色の展開となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長などがサブプライム問題の長期化や中小金融機関の経営破綻(はたん)の可能性を示したことで、市場の不安心理が増幅された。
 さらに、米07年10~12月期実質成長率が「外需を除けば前期比0.3%のマイナス成長に陥った」(みずほ証券)ことや、米金融機関の不良債権処理額が急増したことなどでドル売り圧力が一段と強まった。
 市場では「FRBは3月18日の連邦公開市場委員会で0.75%の追加利下げに踏み切る」との観測も強く、「日米金利差縮小」を見込んだ円買い・ドル売りに拍車を掛けている。
 急激な円高・ドル安の進行に対しては、「日本の通貨当局が市場介入するのではないか」との警戒感もくすぶるが、「米景気悪化が進む中で、日本が単独で円売り・ドル買いの市場介入をしても効果は薄い」(通貨当局筋)のが実情。日本の景気も減速しており、本来は「円を積極的に買い進む理由は乏しい」(大手行ディーラー)はずだが、市場ではそれ以上に米景気の先行きへの悲観論が強く、当面は円高圧力が弱まりそうにない。


 どちらの記事も、さらっと怖いことを書いていますね。まあ、先日3日は日経平均が610円も下がり、対ドル円レートも102円台に突入した以上、年初来安値の1万2573円05銭を更新する可能性や、対ドル円レートが二桁に突入する可能性も決して否定できませんが、ほとんどの輸出企業は105円-110円程度で為替予約をしていることが予想されるだけに、業績の大幅な下方修正は避けられないと思いますし、そのことが更なる株価の下落を招くというマイナスのスパイラルになりかねないだけに、ちょっと心配な動きです。