学生仕送り:月9万5900円と過去最低水準 首都圏私大 2008年3月19日
毎日 http://mainichi.jp/select/today/news/20080318k0000m040095000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080317-OYT1T00644.htm
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080318AT1G1701P17032008.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080317/sty0803172103004-n1.htm
首都圏の私立大・短大に昨年入学し、自宅外から通う学生の仕送り額(6月平均)が9万5900円と過去最低水準だったことが17日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。奨学金の受給を希望する家庭の割合も過去最高に達し、各家庭が苦しい経済事情にあえぐ姿が浮かび上がった。
調査は85年度から(奨学金希望は92年度から)実施。今回は1都4県(神奈川、埼玉、千葉、栃木)の17大学・短大に通う子供を抱える4278家庭から回答を得た。
仕送り額は94年度の12万4900円をピークに減少傾向が続き、昨年度(9万9200円)初めて10万円を割ったが、今回さらに3300円下回った。また仕送りから家賃を引いた月当たりの生活費も3万6700円と過去最低。
奨学金を希望すると回答した家庭(自宅通学を含む)の割合は63.2%と過去最高で、このうち「実際に申請した」と回答した家庭も過去最高の61.0%だった。
一方、受験から入学までにかかる費用の平均は211万8826円と、前年度比1.2%の減少。入学費用の借入額は平均164万8000円で、前回を9万5000円下回った。東京私大教連は「学生を確保したい大学側は初年度納付金を抑えているが、家計の苦しい状況は続いている。生活不安で『借金を抱えたくない』と考える家庭も増えている」としている。
大学生への仕送り額、20年ぶりに月8万円割る 2008年2月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080219-OYT1T00535.htm
親元から離れて暮らす大学生が受け取っている仕送りの額が減り、20年ぶりに月8万円を切ったことが19日わかった。
全国大学生活協同組合連合会(東京)が昨年10月、36大学の学生を対象に調査を実施、9736人から回答を得た。
それによると、アパートやマンションから通学している学生が親からもらう仕送りは月平均7万9930円。「ゼロ」と答えた学生も8・8%いた。最も多かった1996年(10万2240円)に比べ、2万2310円減り、87年(7万9460円)の水準に戻った。1か月の収入は13万4260円で、前年比2680円の増加。仕送りの減額分を、奨学金(前年比1240円増)、アルバイト(同3360円増)で補っている。
また、自宅から通う学生の小遣いは1か月平均1万5570円と80年以降最低となった。
「日常生活で気にかかっていること」の問いには「生活費やお金」を挙げた学生が06年の41・5%(複数回答)から46・5%(同)に上昇。「好景気と言われるが、保護者の収入は伸び悩んでいる。物価も上昇し、家計の先行きは不透明だ。それが学生の暮らし向きに反映された」と大学生協連では話している。
昨年の東京私大教連の同調査(http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070320ur01.htm)で、平均仕送り金額が99200円と、とうとう10万円を割り込んだ時も、個人的にはかなり吃驚したのですが、今年の調査では昨年度より、更に3300円減少し95900円まで低下。(ピーク時の1994年度は12万4900円) 仕送りから家賃を引いた月当たりの生活費も昨年の39100円から36700円と2400円の減少(ピーク時の90年度は7万3800円)し、『稼ぎ手である父親よりも子供の方が贅沢している』というやっかみはとんだ的外れで、大学生の生活は想像以上に厳しいものになっていることがわかりました。
また、23%の家庭が入学費用を借り入れているようで、親の側も年収が思うように伸びない中、子供の生活費にも少なからぬ影響が出ているようですね。
一方、全国大学生活協同組合連合会が、昨年の10月に、36大学の学生を対象に調査したデーターでは、仕送りは月平均7万9930円とこちらは8万円割れ! 最も多かった1996年の10万2240円と比べて22310円の減少と、こちらは私立以外の大学も含まれているせいか、より厳しいデーターとなっているようですね。
学生が経済的理由で退学の道を迫られることのないよう、奨学金の制度をより充実させるなど、将来の国の競争力を左右する若者をどう社会全体で支えていくかが、今問われているように思います。
毎日 http://mainichi.jp/select/today/news/20080318k0000m040095000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080317-OYT1T00644.htm
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080318AT1G1701P17032008.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080317/sty0803172103004-n1.htm
首都圏の私立大・短大に昨年入学し、自宅外から通う学生の仕送り額(6月平均)が9万5900円と過去最低水準だったことが17日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。奨学金の受給を希望する家庭の割合も過去最高に達し、各家庭が苦しい経済事情にあえぐ姿が浮かび上がった。
調査は85年度から(奨学金希望は92年度から)実施。今回は1都4県(神奈川、埼玉、千葉、栃木)の17大学・短大に通う子供を抱える4278家庭から回答を得た。
仕送り額は94年度の12万4900円をピークに減少傾向が続き、昨年度(9万9200円)初めて10万円を割ったが、今回さらに3300円下回った。また仕送りから家賃を引いた月当たりの生活費も3万6700円と過去最低。
奨学金を希望すると回答した家庭(自宅通学を含む)の割合は63.2%と過去最高で、このうち「実際に申請した」と回答した家庭も過去最高の61.0%だった。
一方、受験から入学までにかかる費用の平均は211万8826円と、前年度比1.2%の減少。入学費用の借入額は平均164万8000円で、前回を9万5000円下回った。東京私大教連は「学生を確保したい大学側は初年度納付金を抑えているが、家計の苦しい状況は続いている。生活不安で『借金を抱えたくない』と考える家庭も増えている」としている。
大学生への仕送り額、20年ぶりに月8万円割る 2008年2月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080219-OYT1T00535.htm
親元から離れて暮らす大学生が受け取っている仕送りの額が減り、20年ぶりに月8万円を切ったことが19日わかった。
全国大学生活協同組合連合会(東京)が昨年10月、36大学の学生を対象に調査を実施、9736人から回答を得た。
それによると、アパートやマンションから通学している学生が親からもらう仕送りは月平均7万9930円。「ゼロ」と答えた学生も8・8%いた。最も多かった1996年(10万2240円)に比べ、2万2310円減り、87年(7万9460円)の水準に戻った。1か月の収入は13万4260円で、前年比2680円の増加。仕送りの減額分を、奨学金(前年比1240円増)、アルバイト(同3360円増)で補っている。
また、自宅から通う学生の小遣いは1か月平均1万5570円と80年以降最低となった。
「日常生活で気にかかっていること」の問いには「生活費やお金」を挙げた学生が06年の41・5%(複数回答)から46・5%(同)に上昇。「好景気と言われるが、保護者の収入は伸び悩んでいる。物価も上昇し、家計の先行きは不透明だ。それが学生の暮らし向きに反映された」と大学生協連では話している。
昨年の東京私大教連の同調査(http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070320ur01.htm)で、平均仕送り金額が99200円と、とうとう10万円を割り込んだ時も、個人的にはかなり吃驚したのですが、今年の調査では昨年度より、更に3300円減少し95900円まで低下。(ピーク時の1994年度は12万4900円) 仕送りから家賃を引いた月当たりの生活費も昨年の39100円から36700円と2400円の減少(ピーク時の90年度は7万3800円)し、『稼ぎ手である父親よりも子供の方が贅沢している』というやっかみはとんだ的外れで、大学生の生活は想像以上に厳しいものになっていることがわかりました。
また、23%の家庭が入学費用を借り入れているようで、親の側も年収が思うように伸びない中、子供の生活費にも少なからぬ影響が出ているようですね。
一方、全国大学生活協同組合連合会が、昨年の10月に、36大学の学生を対象に調査したデーターでは、仕送りは月平均7万9930円とこちらは8万円割れ! 最も多かった1996年の10万2240円と比べて22310円の減少と、こちらは私立以外の大学も含まれているせいか、より厳しいデーターとなっているようですね。
学生が経済的理由で退学の道を迫られることのないよう、奨学金の制度をより充実させるなど、将来の国の競争力を左右する若者をどう社会全体で支えていくかが、今問われているように思います。