民主の公認蹴り…和嶋未希議員が辞職、市長選へ 2012年9月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120922-OYT1T00918.htm
民主党の和嶋未希衆院議員(40)(比例東北ブロック)が議員辞職し、来月28日投開票の山形県酒田市長選に出馬する意向を固めたことが分かった。
22日、酒田市内で民主党所属の市議らと会合を開き、意向を伝えた。近く正式に出馬を表明する見通しだ。
複数の出席者によると、和嶋氏は会合で、「県議、国会議員として酒田市を見てきたが、何とかしたいという思いが強くなった。国会議員を辞職し、出馬する決断をした」と説明したという。
和嶋氏は同日、読売新聞の取材に対し、「民主党代表選が終わったばかりで後援会にも十分な説明が済んでいないので、現時点では何も申し上げられない」と述べた。23日には民主党の山形3区総支部の常任幹事会と後援会の幹事会が同市内で開かれる予定で、和嶋氏はその席で党関係者らに出馬を明らかにし、理解を求めるとみられる。
酒田市長選を巡っては、阿部寿一前市長が今月14日、次期衆院選に山形3区から出馬する意向を示して辞職。これまでに富樫幸宏酒田市議(56)が出馬の意向を示しているほか、複数の候補者の名前が取り沙汰されている。
また、和嶋氏の動向は、山形3区を巡る情勢にも影響を与えそうだ。
これまでに、阿部氏のほか、自民党の加藤紘一衆院議員、社民党の吉泉秀男衆院議員(比例東北ブロック)の現職2人と、みんなの党の佐藤丈晴酒田市議、共産党の長谷川剛氏の計5人が出馬の意向を示している。民主党県連も和嶋氏に代わる候補の擁立を目指す方針だ。
和嶋氏は酒田市出身で、2003年の県議選(酒田市区)で初当選。09年の前回衆院選で、民主党の比例東北ブロック単独候補として出馬、初当選した。次期衆院選では、8月21日に開かれた党本部の常任幹事会で、山形3区の公認候補に内定したばかりだった。
酒田市長選は、3年近く前の2009年11月08日に阿部寿一氏が3000票近い差をつけて梅津準士氏と他1名を破って再選を決めた選挙区ですが、その阿部寿一氏が衆院選出馬に伴い辞職。
民主党としては当時連携していた社民党候補で比例復活当選した吉泉秀男氏を推すわけにもいかず、山形3区の公認候補として出馬させることを内定したものの、山形3区といえばあの自民党の大物の加藤紘一氏の地盤。
比例復活当選した吉泉秀男氏も小選挙区では5万票以上の大差をつけられていたただけに、いくら阿部寿一前酒田市長も出馬して自民支持層が分裂すると言っても、勝ち目は薄いと和嶋氏は判断したのではないでしょうか。
ただこの選挙区(酒田市)は普段から投票率が7割を超える選挙に関心の高い地域。地元民からは、国会議員のポストを蹴って市長選に出馬する理解も得にくいでしょうし、かなり厳しい戦いになりそうな気がしますね。
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120922-OYT1T00918.htm
民主党の和嶋未希衆院議員(40)(比例東北ブロック)が議員辞職し、来月28日投開票の山形県酒田市長選に出馬する意向を固めたことが分かった。
22日、酒田市内で民主党所属の市議らと会合を開き、意向を伝えた。近く正式に出馬を表明する見通しだ。
複数の出席者によると、和嶋氏は会合で、「県議、国会議員として酒田市を見てきたが、何とかしたいという思いが強くなった。国会議員を辞職し、出馬する決断をした」と説明したという。
和嶋氏は同日、読売新聞の取材に対し、「民主党代表選が終わったばかりで後援会にも十分な説明が済んでいないので、現時点では何も申し上げられない」と述べた。23日には民主党の山形3区総支部の常任幹事会と後援会の幹事会が同市内で開かれる予定で、和嶋氏はその席で党関係者らに出馬を明らかにし、理解を求めるとみられる。
酒田市長選を巡っては、阿部寿一前市長が今月14日、次期衆院選に山形3区から出馬する意向を示して辞職。これまでに富樫幸宏酒田市議(56)が出馬の意向を示しているほか、複数の候補者の名前が取り沙汰されている。
また、和嶋氏の動向は、山形3区を巡る情勢にも影響を与えそうだ。
これまでに、阿部氏のほか、自民党の加藤紘一衆院議員、社民党の吉泉秀男衆院議員(比例東北ブロック)の現職2人と、みんなの党の佐藤丈晴酒田市議、共産党の長谷川剛氏の計5人が出馬の意向を示している。民主党県連も和嶋氏に代わる候補の擁立を目指す方針だ。
和嶋氏は酒田市出身で、2003年の県議選(酒田市区)で初当選。09年の前回衆院選で、民主党の比例東北ブロック単独候補として出馬、初当選した。次期衆院選では、8月21日に開かれた党本部の常任幹事会で、山形3区の公認候補に内定したばかりだった。
酒田市長選は、3年近く前の2009年11月08日に阿部寿一氏が3000票近い差をつけて梅津準士氏と他1名を破って再選を決めた選挙区ですが、その阿部寿一氏が衆院選出馬に伴い辞職。
民主党としては当時連携していた社民党候補で比例復活当選した吉泉秀男氏を推すわけにもいかず、山形3区の公認候補として出馬させることを内定したものの、山形3区といえばあの自民党の大物の加藤紘一氏の地盤。
比例復活当選した吉泉秀男氏も小選挙区では5万票以上の大差をつけられていたただけに、いくら阿部寿一前酒田市長も出馬して自民支持層が分裂すると言っても、勝ち目は薄いと和嶋氏は判断したのではないでしょうか。
ただこの選挙区(酒田市)は普段から投票率が7割を超える選挙に関心の高い地域。地元民からは、国会議員のポストを蹴って市長選に出馬する理解も得にくいでしょうし、かなり厳しい戦いになりそうな気がしますね。