中国・香港株式市場・大引け=続落、ハンセンは6週間以上で最大の下げ 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK819316220120905
中国株式市場は小幅続落して引けた。金融・エネルギーなどの景気敏感株が下げを主導し、依然として2009年初めに付けた安値付近で推移している。ただ、不動産株の上昇に支えられ、下げ幅は限定的となった。
上海総合指数は5.968ポイント(0.29%)安の2037.681。
大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数は4.53ポイント(0.21%)安の2199.88。
中国は一段の景気減速を回避するため、不動産セクターに対する追加抑制策は打ち出さない見通しだとする現地メディア報道が、不動産株の支援材料になった。
万科企業は深セン市場で1.1%上昇。同社の8月の売上高は前年同月比8%増加した。
香港株式市場は大幅続落。過去6週間余りで最大の下げを記録した。証券会社の投資判断引き下げや石炭価格の下落から中国本土の景気減速への懸念が拡大、本土系の銀行・エネルギーなど景気敏感株の下落が目立った。
ハンセン指数は284.84ポイント(1.47%)安の1万9145.07。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)は175.44ポイント(1.91%)安の9020.34。
レノボは7.6%安。NECが保有するすべてのレノボ株を売却することが明らかになった。
これを受け、香港市場の出来高は8月14日以来の高水準に膨らんだ。
民生銀行は香港、上海両市場でそれぞれ4%近く下落。クレディ・スイスに続きJPモルガンが同社の株価見通しを引き下げた。国営銀行と比較して企業預金への依存度が高すぎることが懸念材料となった。
石炭価格の下落から関連銘柄も軟調に推移した。国内最大手の中国神華能源は香港市場で4.1%、上海市場で1.9%下げた。ヤン州煤業は香港で6.2%急落。
台湾株式市場・大引け=反落、ハイテク株と銀行株が主導 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK819300820120905
5日の台湾株式市場は反落して引けた。6日の欧州中央銀行(ECB)理事会と7日の米雇用統計発表を控えた警戒感から、他のアジア市場に足並みをそろえて下落した。
加権指数は前日終値比83.91ポイント(1.13%)安の7367.44で終了した。
ハイテク株(電子製品指数)と金融保険株指数がともに1%超下落し、加権指数を圧迫した。
シドニー株式市場・大引け=続落、中国の鉄鋼先物相場安が圧迫 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK088783020120905
5日のシドニー株式市場の株価は続落して引けた。上海市場で鉄鋼先物相場が過去最安値に下げたことが、シドニー市場で鉄鉱石関連銘柄の値下がりを誘った。中国の鉄鉱石需要が徐々に減っていることが背景。
S&P/ASX200指数の終値は前日終値比24.7ポイント(0.6%)安の4278.8。終値で8月10日以来の安値。
資源大手BHPビリトンは1.6%下落し、終値で6週間ぶり安値の31.05豪ドル。上海市場で鉄鋼先物相場が上場来安値に下落したことが、世界の鉄鉱石相場を圧迫した。
鉄鉱石大手のフォーテスキュー・メタルズ・グループは8.5%急落し、3年ぶり安値の3.12豪ドル。同社は前日に鉄鉱石の生産能力拡張計画を延期したほか、人員を削減する方針を表明した。アナリストは、フォーテスキューがその債務水準のため、一部の同業他社よりも鉄鉱石価格の変動に対して脆弱(ぜいじゃく)だと指摘。鉄鉱石価格はこの日、2009年10月以来の安値を付けた。
IGマーケッツのアナリスト、キャメロン・ピーコック氏は、フォーテスキューが売り上げの急減によるダメージを最小化するため、資産の売却や人員削減を始めたと指摘した。同社はこの日、発電所の売却で合意したと発表した。
鉄鉱石関連株は全般的に大きな打撃を受けた。ジンダルビー・メタルズが11%急落したほか、サンダンスは13%安、アトラス・アイアンは5%安、アリウムは10%安。
ウエストパック銀行が銀行株の下落を主導し1.5%安。エコノミストは国内経済について、商品相場が下落する中で、現在の成長ペースを維持することはより難しくなるとの見通しを示した。この日発表された第2・四半期の豪国内総生産(GDP)は0.6%増と堅調だったが、商品相場の大幅下落や中国の景気減速によって、来月の利下げの可能性が取り沙汰されるほど、見通しは曇っている。
ソウル株式市場・大引け=続落、ECB理事会を前に慎重姿勢 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK819306220120905
5日のソウル株式市場は続落し、1カ月ぶりの安値で引けた。欧州中央銀行(ECB)理事会を前に、債務危機への有効な解決策が示されるか、投資家の間で懸念が広がった。
総合株価指数(KOSPI)終値は33.10ポイント(1.74%)安の1874.03。8月3日以来の安値。
大信証券のアナリストは「米供給管理協会(ISM)製造業データは予想を下回ったが、量的緩和第3弾(QE3)への期待につながるほど弱くなかった。このことに加え、あすのECB理事会に対する警戒感から株が売られた」と指摘した。
指数の比重の大きいサムスン電子は2.4%安と1週間ぶり安値に下落。米アップルが9月12日にイベントを開催すると発表したことが背景。同イベントでは「iPhone(アイフォーン)5」が発表されるとみられている。
自動車株も売られ、現代自動車は3.8%安で取引を終了した。8月の米国販売が4%増にとどまったことが嫌気された。起亜自動車は2.6%安。
鉄鋼大手ポスコは1.4%下落。家電大手LG電子は1.8%の逆行高となり、4日続落に終止符を打った。
機関投資家は4885億ウォン(4億3108万ドル)の売り越し。海外投資家は575億ウォン、個人投資家は4885億ウォンの売り越しとなった。
タイ中銀が政策金利据え置き、内需の強さを指摘 2人は利下げを支持 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK819310220120905
タイ中銀は5日、政策金利の1日物レポレートを3.00%に据え置くことを決定した。内需が堅調なため。ただ、政策会合に出席した5人のメンバーのうち2人は、欧州債務危機によって輸出が打撃を受けるとして利下げを支持した。
タイ中銀は、海外リスクが高まっているため、今年の輸出の伸びはすでに下方修正された見通しの7%増を下回る可能性があるとしている。ただ、今年の国内総生産(GDP)伸び率については5.7%になるとの見通しを据え置いた。
同中銀は声明で「世界的な需要鈍化によるタイの輸出への影響は一段と鮮明になり、今年の輸出の伸びが予想を下回る可能性がある」と指摘。
その上で「内需は引き続き堅調で、現在の金融状況は持続的な景気拡大を支援するのに十分緩和的だ」との認識を示した。
政策金利の据え置きは3対2で決定された。7人の政策メンバーのうち2人は海外での職務のため出席できなかった。
ロイターが行った事前調査では、エコノミスト16人のうち、14人が据え置きを、2人が25ベーシスポイント(bp)引き下げを予想していた。
国内需要が引き続き堅調に推移し、タイ経済は世界的な景気減速に持ちこたえられるとして、エコノミストの間では、急激な経済の下振れがない限り年内の利下げはないとの見方が大勢だ。
タイ中銀は、昨年11月と今年1月に25bpずつの利下げを実施し、昨年の洪水からの経済復興を後押ししてきた。今後についても、必要性があれば利下げを行う用意はあると表明している。
5日のアジア株式市場ですが、上海は総合とA株が0.29%安でB株が0.30%安。深センは総合が0.48%高・A株が0.50%高でB株は2.03%安。
他、総じて下落する市場が目立ち、韓国が1.74%安、香港ハンセンが1.47%安、台湾が1.13%安、インドネシアが0.73%安、
オーストラリアASXガ0.64%安、パキスタンが0.62%安、シンガポールが0.52%安、フィリピンが0.48%安でした。
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK819316220120905
中国株式市場は小幅続落して引けた。金融・エネルギーなどの景気敏感株が下げを主導し、依然として2009年初めに付けた安値付近で推移している。ただ、不動産株の上昇に支えられ、下げ幅は限定的となった。
上海総合指数は5.968ポイント(0.29%)安の2037.681。
大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数は4.53ポイント(0.21%)安の2199.88。
中国は一段の景気減速を回避するため、不動産セクターに対する追加抑制策は打ち出さない見通しだとする現地メディア報道が、不動産株の支援材料になった。
万科企業は深セン市場で1.1%上昇。同社の8月の売上高は前年同月比8%増加した。
香港株式市場は大幅続落。過去6週間余りで最大の下げを記録した。証券会社の投資判断引き下げや石炭価格の下落から中国本土の景気減速への懸念が拡大、本土系の銀行・エネルギーなど景気敏感株の下落が目立った。
ハンセン指数は284.84ポイント(1.47%)安の1万9145.07。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)は175.44ポイント(1.91%)安の9020.34。
レノボは7.6%安。NECが保有するすべてのレノボ株を売却することが明らかになった。
これを受け、香港市場の出来高は8月14日以来の高水準に膨らんだ。
民生銀行は香港、上海両市場でそれぞれ4%近く下落。クレディ・スイスに続きJPモルガンが同社の株価見通しを引き下げた。国営銀行と比較して企業預金への依存度が高すぎることが懸念材料となった。
石炭価格の下落から関連銘柄も軟調に推移した。国内最大手の中国神華能源は香港市場で4.1%、上海市場で1.9%下げた。ヤン州煤業は香港で6.2%急落。
台湾株式市場・大引け=反落、ハイテク株と銀行株が主導 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK819300820120905
5日の台湾株式市場は反落して引けた。6日の欧州中央銀行(ECB)理事会と7日の米雇用統計発表を控えた警戒感から、他のアジア市場に足並みをそろえて下落した。
加権指数は前日終値比83.91ポイント(1.13%)安の7367.44で終了した。
ハイテク株(電子製品指数)と金融保険株指数がともに1%超下落し、加権指数を圧迫した。
シドニー株式市場・大引け=続落、中国の鉄鋼先物相場安が圧迫 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK088783020120905
5日のシドニー株式市場の株価は続落して引けた。上海市場で鉄鋼先物相場が過去最安値に下げたことが、シドニー市場で鉄鉱石関連銘柄の値下がりを誘った。中国の鉄鉱石需要が徐々に減っていることが背景。
S&P/ASX200指数の終値は前日終値比24.7ポイント(0.6%)安の4278.8。終値で8月10日以来の安値。
資源大手BHPビリトンは1.6%下落し、終値で6週間ぶり安値の31.05豪ドル。上海市場で鉄鋼先物相場が上場来安値に下落したことが、世界の鉄鉱石相場を圧迫した。
鉄鉱石大手のフォーテスキュー・メタルズ・グループは8.5%急落し、3年ぶり安値の3.12豪ドル。同社は前日に鉄鉱石の生産能力拡張計画を延期したほか、人員を削減する方針を表明した。アナリストは、フォーテスキューがその債務水準のため、一部の同業他社よりも鉄鉱石価格の変動に対して脆弱(ぜいじゃく)だと指摘。鉄鉱石価格はこの日、2009年10月以来の安値を付けた。
IGマーケッツのアナリスト、キャメロン・ピーコック氏は、フォーテスキューが売り上げの急減によるダメージを最小化するため、資産の売却や人員削減を始めたと指摘した。同社はこの日、発電所の売却で合意したと発表した。
鉄鉱石関連株は全般的に大きな打撃を受けた。ジンダルビー・メタルズが11%急落したほか、サンダンスは13%安、アトラス・アイアンは5%安、アリウムは10%安。
ウエストパック銀行が銀行株の下落を主導し1.5%安。エコノミストは国内経済について、商品相場が下落する中で、現在の成長ペースを維持することはより難しくなるとの見通しを示した。この日発表された第2・四半期の豪国内総生産(GDP)は0.6%増と堅調だったが、商品相場の大幅下落や中国の景気減速によって、来月の利下げの可能性が取り沙汰されるほど、見通しは曇っている。
ソウル株式市場・大引け=続落、ECB理事会を前に慎重姿勢 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK819306220120905
5日のソウル株式市場は続落し、1カ月ぶりの安値で引けた。欧州中央銀行(ECB)理事会を前に、債務危機への有効な解決策が示されるか、投資家の間で懸念が広がった。
総合株価指数(KOSPI)終値は33.10ポイント(1.74%)安の1874.03。8月3日以来の安値。
大信証券のアナリストは「米供給管理協会(ISM)製造業データは予想を下回ったが、量的緩和第3弾(QE3)への期待につながるほど弱くなかった。このことに加え、あすのECB理事会に対する警戒感から株が売られた」と指摘した。
指数の比重の大きいサムスン電子は2.4%安と1週間ぶり安値に下落。米アップルが9月12日にイベントを開催すると発表したことが背景。同イベントでは「iPhone(アイフォーン)5」が発表されるとみられている。
自動車株も売られ、現代自動車は3.8%安で取引を終了した。8月の米国販売が4%増にとどまったことが嫌気された。起亜自動車は2.6%安。
鉄鋼大手ポスコは1.4%下落。家電大手LG電子は1.8%の逆行高となり、4日続落に終止符を打った。
機関投資家は4885億ウォン(4億3108万ドル)の売り越し。海外投資家は575億ウォン、個人投資家は4885億ウォンの売り越しとなった。
タイ中銀が政策金利据え置き、内需の強さを指摘 2人は利下げを支持 2012年09月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK819310220120905
タイ中銀は5日、政策金利の1日物レポレートを3.00%に据え置くことを決定した。内需が堅調なため。ただ、政策会合に出席した5人のメンバーのうち2人は、欧州債務危機によって輸出が打撃を受けるとして利下げを支持した。
タイ中銀は、海外リスクが高まっているため、今年の輸出の伸びはすでに下方修正された見通しの7%増を下回る可能性があるとしている。ただ、今年の国内総生産(GDP)伸び率については5.7%になるとの見通しを据え置いた。
同中銀は声明で「世界的な需要鈍化によるタイの輸出への影響は一段と鮮明になり、今年の輸出の伸びが予想を下回る可能性がある」と指摘。
その上で「内需は引き続き堅調で、現在の金融状況は持続的な景気拡大を支援するのに十分緩和的だ」との認識を示した。
政策金利の据え置きは3対2で決定された。7人の政策メンバーのうち2人は海外での職務のため出席できなかった。
ロイターが行った事前調査では、エコノミスト16人のうち、14人が据え置きを、2人が25ベーシスポイント(bp)引き下げを予想していた。
国内需要が引き続き堅調に推移し、タイ経済は世界的な景気減速に持ちこたえられるとして、エコノミストの間では、急激な経済の下振れがない限り年内の利下げはないとの見方が大勢だ。
タイ中銀は、昨年11月と今年1月に25bpずつの利下げを実施し、昨年の洪水からの経済復興を後押ししてきた。今後についても、必要性があれば利下げを行う用意はあると表明している。
5日のアジア株式市場ですが、上海は総合とA株が0.29%安でB株が0.30%安。深センは総合が0.48%高・A株が0.50%高でB株は2.03%安。
他、総じて下落する市場が目立ち、韓国が1.74%安、香港ハンセンが1.47%安、台湾が1.13%安、インドネシアが0.73%安、
オーストラリアASXガ0.64%安、パキスタンが0.62%安、シンガポールが0.52%安、フィリピンが0.48%安でした。