日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

ハザードマップと地下室\0

2005-09-06 | 仕事・建物
 昨日は何人かの人からお見舞いの電話を貰いました。
能天気に過していたので、なんか申し訳ない気分でした。

今日はいろいろな区役所の洪水ハザードマップを見てみました。
何処の区役所もダウンロードできるようにしてあり、
荒川区役所などは荒川のライブ映像まで見られました。

私のところは地図では黄色マーク、2m~5m浸水の地域が一番ひどく、
黄色は4番目の膝丈の予測。

なのにお向かいマンションは地下室をポンプ排水するほどの被害が出たのか?
膝丈より高い位置にあるのに・・
私なりに考えてみました。

善福寺川にかかる堀の内橋と川岸は両側の道路より高くなっています。
一番低い谷になっている場所にマンホール。
当然川の水が溢れそうになるころには、マンホールの方が早く溢れる。
川の水も逆流が起こり水圧は増すばかり。
そのマンホールに排水をしている地下室の水が逆流し、
地下室が浸水してしまいます。
道路が洪水にならなくとも、被害が出ることになります。
テレビ報道の半地下の共同住宅が被害が起こるのは目に見えていても、
知らないうちに浸水の被害も起こり得ます。

これから先はハザードマップで洪水の危険性があったり、
川への排水管が川岸より低い位置になるときは、
地下室は作らないほうがよさそうです。

地下室に水が充満した場合の危険性は一昨年知らされました。
建築家の役目は、そこまでを察知して設計することでしょう。

これからは何処かの区役所へ行くたびに、
ハザードマップを手に入れましょう。

それにしても、気持ちのいい川がこんなに簡単に牙をむくなんて・・
コメント
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