日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

吉村順三展&日展\0

2005-11-18 | 趣味・遊び
 今日の午後は展覧会の梯子をした。
まずは芸大美術館の吉村順三建築展
戦後から1997年没するまで活躍した建築家
初めは住宅が多かったが次第に
ホテルや音楽堂も多く設計するようになった。
主に模型を主に平面図や断面図等が整然と並べてある。
専門家の見学者が多いらしく声を立てずに熱心に見ていた。

「良い住宅」というのは形そのものより、
むしろその家自体に「たまり」という重心のある
居住空間のある家のことだと思う。

パネルの1枚に書いてあった。
「たまり」があって、美しくくつろげる家。
模型の一つ一つを感じながら見てゆくと
予定していた1時間があっという間に過ぎ、
後ろ髪を引かれる思いで後にした。

写真は木漏れ日の中の上野公園のポスター、

次は日展の「日本画」
友人の来住野和子さんが「特選!!」
はやる気持ちを抑えて2室へ入る。
一目で「あれっ!」見付けた。
もう20年も見続けているので直ぐ分かる。
植物や花をバックに女性の立ち姿がここ数年のモチーフ
その中で毎回「色」をテーマにしているらしい。
「白い花が描きたかった」
「真っ赤にしたかった」

今回は「緑」らしい「エア・プランツの杜」
林の中の白い植物の中にたたずむ女性
今までと雰囲気が違いミステリアスな女性の表情
「妖精みたい」友人
「エア・プランツの精よ」私
健康的ではっきりしていたこの前とは大違い
謎めいていながらきつく見つめる目。

新しい人物像を探り当てたのかもしれない。
これからがますます楽しみになってきた。
コメント (2)
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