日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

小説・博士の愛した数式

2006-01-26 | 読書
 何年か前に教育テレビの「NHK人間講座」を見ていた。
学者先生が哲学などの難しい分野をかみ砕いて話してくれる。
少しの参考映像の他は、ひたすら話している先生の顔
という地味でシンプルな作りだった。
その中の「藤原正彦」先生が
小川洋子の「博士の愛した数式」の解説者だった。

どちらかというと愛嬌のある丸顔
この人が数学者?
数学者=色白・面長・切れ長の目で痩躯
どちらかというと冷たいイメージ(勝手な解釈)
ところが藤原先生はまるで正反対
数学以外の話しは落語家さん風

「・・・と解く○○さんはホントに憎らしい人です」
「○○さんは1日に1つの数式を作りだしますが
 私などは1年に1つ出来ればいいぼんくらです」
なんて淡々と話していた。
数式については「何が面白いんだろう」と、
全く身に付かず、藤原先生は面白い人で終わった。

すっかり忘れて昨年からこの本が気になっていた。
「数式はいやだ」と思いつつ
映画で話題になる前に読まなきゃー

淡々と読み終わり、腰巻きの
「あまりに悲しく暖かい軌跡の愛の物語」
は誇張過ぎる気がしてた。
家政婦の息子のルートいい子過ぎる・・なんて

ところが解説に「藤原先生」が登場
小川洋子さんも同じテレビを見ていた!
あのテレビがきっかけでこの小説が生まれた!
がぜん印象が鮮明!
がぜん数式がヒット!
身近になってきたから現金なもの・・

もう始まっちゃっている映画では
大人のルートは吉岡英隆(この映画のおかげで離婚か?)
数式の解説を親切にしてくれるかも・・
謎の未亡人が浅丘ルリ子(謎がはっきりしそう)
√君の頭はルート状態か?

かなり気になってきた。
見に行こうかしら?

ところで藤原先生、
高校生だったどら息子はお元気ですか?

家づくり講座in杉並
コメント (2)
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