日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

4年半前に完成お宅訪問

2006-11-15 | 仕事・建物
4年半前に完成したお宅に伺った。
木部の塗装のし直しで塗装やさんを頼んであった。
現場に着くとすでに職人さんは仕事にかかっている
当時の現場監督さんと大工さんまで来てくれていた。

「せっかくだから」と家の中の不具合を探す
タイルの排水溝の縁の色モルタルがはげている
「ここから水が入って、家が壊れませんか?」
あり得ない!
ドアの全てを開閉するがすき間は無い
大工さんの仕事は取り外しの金物の孔を広げることだけだった。

大工さんは「こんなにたった家を見る事はめったに無い」
「きれいに住んでくれていますね」と嬉しそう・・

以前の残りの塗料のありかを仕事先のお施主さんに聞く
お母様は「私は分かりませんが」
「分かります!」と私
設計者は他人の家でもバッチリ知っている。
「やはり」すぐに見つけた。

設計者は住んでいる人より家の中を分かっている事がある。
信頼関係と仕事の誇り(?)と秘守義務
不要な時は忘れているが、いざとなると思い出す。
われながら不思議に思う。

防犯のアドバイスや次のメンテナンスのお話をして引き上げた。

玉川上水(写真)の桜の紅葉にはまだ時間がかかりそう。
コメント
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