日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

文庫本「七人の奇妙な依頼人」

2006-11-24 | 読書
題名に引かれて買ってしまった。
裏表紙に「七話のノンフィクション・ノベル!!」
矛盾しながらも、ビックリマークが二つもついている。
「探偵が遭遇した現実にあった話」
「現役探偵の調査ファイル」
ミステリーファンには見逃せないキャプション
探偵が小説家になったか? 新人作家か?
興味津々・・

第1話「漁火」
5行読んで後悔した。
作家になれない文章運び
それなのに作家風の書き方、無理がある。
読んでいていちいち引っ掛かる。

プロの作家と素人の違いがよく分かった。
違和感の無い心証模様、人物描写
並々ならぬテクニック(?)が存在していたのだ。
波立つ気持ちを抑えて、
引っ掛かりを乗り越えて読んでしまったが・・

現役の探偵が一生懸命、編集者に乗せられて書いたらしいが
腰巻きや裏表紙のコメントは罪作りだ
上手に売れるように表現すればするほど読者を裏切ってしまう。
立ち読みが出来ない私は用心ヨウジン・・

次の本はプロ中のプロ
「高村薫」読み始めている。
コメント
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