日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

垣根涼介「ヒートアイランド」

2006-11-18 | 読書
11月の三冊目の本
月初めに読み出したのに少し読んでは休み
他の本を読み終え、ようやく読み終わった。

渋谷のストリートギャング、
10代の腕っぷしの強い若者たちが喧嘩をショーにしてお金を得る
片や裏金強奪のプロ3人組
そこにヤクザが加わって大騒動
読み進むうちにストリートギャングに味方し
裏金強奪のプロに味方をし、
小競り合いの前に恐怖が立ち上がり本を閉じてしまう。

読み終わると何で怖かったのかが分からなくなるほど
バンバンザイな結果
犠牲はヤクザ屋さんだけ
ぎりぎり許せる範囲のバイオレンスだった。

有能な腕っぷしの強いリーダーの行く末が心配になる。
順法精神だけで生きている私には
マットウに生きて欲しい欲求と
この先を期待してしまう欲求がぶつかり合う。

解説の大沢在昌氏は更なるバイオレンスの
強烈な主人公続投にエールを送っているが
作者には「ワイルドソウル」路線を期待したい。
コメント
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