日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

竪穴住居とヤマナラシ

2008-05-14 | 自然・風景
和田堀池の先にわら屋根が見え隠れしている。
「松の木遺跡」6世紀の古墳時代の復元住居



環七の東側(方南峰)にあったのを再現したようだが
屋根は藁ではなく丸ごとコンクリート製(ちょっとガッカリ)
日曜には子供たちが駆け登りアスレチック代わりに遊んでいる。
(コンクリートだから大丈夫)

窓からは部屋の中が見えてボタンを押すと案内が流れるはず・・が
ボタンは押せども叩けども(言葉の綾)無言→無音



しかし、植物素材の着物でご飯を炊いて糸を紡ぎ、布にする・・らしい
地下鉄が走り、川はコンクリートで被われてしまったが
6世紀には杉並辺りは(日本中が)原野だったのだろう。
左の建物には穀物の貯蔵庫の様子が見られるようになっている。

・・が、地面のそこここに白い綿ぼこりが散乱
(気が散ることおびただしい)
なにごとかと、上の木々を見るとナラ系の枝にぶら下がる房
一枝丸ごと落ちているのを拾って帰った。



二日後には綿が吹き出て中に小さな種



ネットで調べると ヤマナラシ ヤナギ科
(かなりてこずった)
ふわふわと漂い根づく「パイオニアプランツ」とか(まさか布には??)
6世紀頃には人々は農耕を基礎として漂う生活から定着へと向かっていた
人間もヤマナラシと同じパイオニア精神で21世紀まで来たのだろう。
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ユリノキ&ミカンの花

2008-05-13 | 自然・風景
昨日に続き冷え込んでいる。
中国では大震災が起こり甚大な被害が出た。
大きな国だけに地震の規模もけた外れ
浅いところで大きな揺れ、これから被害状況はさらに広がりそうだ。
閉じこめられている人々の一刻も早い救出を願うばかりだ。

・・だが、能天気なブログでは木々の花のこと
公園のユリノキを間近かに見られた。
昨秋は蕾と間違えて行く度に期待をして観察していたが
ついに、花ではなく実だったことが分かり、
今年こそ見逃さないように注意をしていた。
日曜日はドンピシャリ、ようやく見ることが出来た。



善福寺川沿いの小さな公園の中心に大きなユリノキ
プラタナスに似た葉に、様相の違う幹
ツボミと



上向きの花
気をつけないと見過ごしてしまう。
低いところの枝を引き寄せて、パシャリ!


(黒いのは手袋をした私の手)

横を見ると、ミカンの花・いい香り



なんのミカンか秋までの宿題・・

続いて叔父様の登場、小型ビデオで撮影
やはりねらっていたのかも知れない。
公園には物好きというか、暇人というか、ブロガーというか
私とご同類と思われる人と良く鉢合わせをする。
ブログネタの宝庫なのです。
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スズなりのサクランボ

2008-05-12 | 自然・風景
今日はとても寒い
冬物は仕舞ってしまったし、重ね着でしのいでいる。
昨日も寒かったが今日よりはまだマシ・・

日曜日の習慣、善福寺川沿いのウオーキング
そろそろ、サクランボが色づきだした頃・・
他人の家のサクラの木に向かう(根っこ以外は道路に出ている)
犬を連れた先客が枝を引きちぎってはムシャムシャ・ポイ!
(いい大人が)と思いつつ私も1個だけ失敬



パック詰めにされている桜桃より柔らかいし、小さい(径1ミリちょい)
犬ずれは少し遠慮をしたものの振り返ると、まだ枝を引きちぎる。
これでは管理人のおばあさんが怒るはず(以前憤慨していた)

帰りがけに少し遠回りをして小さな公園のサクランボの木を見に行く
こちらも鈴なりのはず・・
やはり・スズなり
・・は、子供たち!
小さな木に小学生が5人以上たかってムシャムシャ
「美味しい?」
「ちょっと酸っぱい」
それでも飽きずに赤い実から取って口に入れたり袋に入れる子もいる。
私の子供の頃には見られたが、今どきは珍しい景色。



川沿いでは桑の木の桑の実も見つけたが
こちらはまだ渋そう。

後ろを振り返ると、尾羽根うちからした風のアオサギ
工事中の仮橋から出て、ゆったりゆっくり上流へ向かっていた。



「なんの鳥かしらね?」
人だかりが出来ても泰然自若・悠々自適?
こんな小さな川で魚が取れるのだろうか?
やつれているので心配だ。

4月22日のアオサギ
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照明器具・白熱灯はなくなる?

2008-05-10 | 仕事・建物
このところ新聞で白熱灯の製造中止?の記事が目に付く
赤みを帯びた暖かい光は気持ちをリラックスさせる効果があるが
なにぶん時代の省エネ化と反する。
白熱灯60Wは蛍光灯では12Wで事足りるが
白熱灯を短絡的に止めないでもらいたい。
白熱灯の長所は電球色の蛍光灯が出来たとは言え
 速攻で所定の明るさになる
 付けたり消したりの短時間使用に向く
 安い!・・などなど
長時間の使用に堪えられる蛍光灯と一長一短だ。



ちなみに私のところではアトリエは天井に80Wの蛍光灯
手元には60W白熱灯二つ
その他12カ所のうち蛍光灯は2ヶ所だけ・・
一番良く使う食卓のペンダントは今年になって電球色の蛍光灯に変えたが
その他のカ所は点灯点滅を頻繁に行うので変えたくない。

建てぬしさんと照明器具の打ち合せの際に注文をつけられることがいくつかある。
 1-簡単に電球を換えられるタイプ
   (たしかに高齢化が進むと電球の交換も一仕事になる)
 2-より明るくしたい(これも高齢化ゆえんか?)
・・というわけで、ペンダントの採用が増えているが
 3-地震で揺れない照明にしたい(ペンダントはダメ)
3は滅多にないが、1~3を同時に条件付けされるとお手上げだ。
西洋のように電気スタンドで明りを確保する習慣がないので
ここはスタンドで、の意見は採用されにくい。

問題なのは電球の取り換えやすいダウンライトがないこと
天井高の関係でダウンライトの深さが浅くなり
浅いダウンライトの電球は横向きに付いていて
脚立の上で試行錯誤は危険きわまりない
よって、カタログを何回もひっくり返して時間と気力の消耗にになる。
白熱灯論議の前のこの当りをどうにかしたいものだ。

おもえば数十年前には
「日本は紙と木と土で作られた原始的な(安物の)家」といわれ
「蛍光灯で部屋を明るくするのは日本だけ」といわれてきた。
それが、自然素材で作られた家と省エネにすぐれて照明になった。



時代の変遷とは係わりなく写真上は「ホウチャクソウ(宝鐸草)」
あきる野の薮化した実家の庭に咲いていた。
くわえて、家づくりの会の仲間だった人が送り続けてくれている「カーネーション」
嬉しいことこのうえなし・・

ウィキペディア・宝鐸草
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旧安田邸の防空ごう

2008-05-09 | 仕事・建物
昨日から地震が頻発している。
杉並のこの当りでは静かにしているときに感じる程度だが
揺れが起こるとやはり緊張する。
大震災にならないことを祈るばかりだ。

先月見学に行った「旧安田邸」は大正8年建築
4月15日・16日・18日のBLOGをご覧下さい)
12年の関東大震災に遭遇したはずだが、小規模な改修で持ち永らえた様子だが
今の構造基準ではNGになってしまいそう。
建物のコーナー部がガラス戸だが、太い柱で持ちこたえたのだろうか?

旧安田邸にとって怖かったのは震災より戦災
立派な客間の和室に立派な防空ごうが出来ていた。


(たまたま公開日に遭遇)

広縁の畳を上げるとその下にちゃんとした階段


(水辺の防火扉があるようだ)

2M程度はある天井高の4帖くらいの空間
キッチリ真四角



さらに先には庭にでられるタラップ
「母屋が焼けても蒸し焼きにならないよう庭先になっている」と説明されたが
この程度では全焼した場合かなり危険なようだ。
幸い、千駄木辺りは戦災に遭わずに建物ともども無事だった。


(天気のいい穏やかな日だったが、階段を上がるとホッとした)

立派で頑丈な建物は長寿命だが、大規模な天災や人災に遭うとひとたまりもない。
立派な建物は庶民にとっては高嶺の花だが、
天災や人災も遠い存在であって欲しいものだ。

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緑一色と昨夜の地震

2008-05-08 | 自然・風景
昼休みに近くへ写真を撮りにでた。
善福寺川にかかっていた鯉のぼりはまだあるのだろうか?

済美教育センターの中に入ると、杉並でも緑が多い場所



ツゲ・サクラ・モミジ・ツツジみんな花が終わって緑一色
突き抜けて川沿いの遊歩道は桜葉のトンネル



あいにく連休が終わった今日は鯉のぼり片づけられていた。
昨年の鯉のぼり風景

ガッカリしながら戻ると目立たないところに
「杉並区災害備品用品」のコンテナが目に付いた。



何が入れられているのだろうか?

私の住むマンションにも備品倉庫がある
神戸の震災の後に作ったようだが、それっきり忘れられていた。
昨年の防災訓練日に出してみると、
こじ開けのバール・縄ばしご・ロープ・担架・集団で非難する際の立て札などなど・・
役に立たない方がいいのだが・・・毎年点検補充をすることになった。

・・と、夜中に地震で目が覚めたのを思いだした。
身体の上の照明ペンダントがギシギシ揺れ、
半覚醒の頭で震度3程度と判断、窓を開けなくちゃ~~と思うものの、
身体が動かず、ソウコウしている内に揺れは収まり、また眠ってしまったっけ。
夕刊では震源地茨城県沖、最大震度5-、マグニチュード7
この当りの震度は寝ぼけながらの判断でもピンポーンで○

帰りがけに満開のバラの花があった。



優美に重なったバラも好きだが、一重の簡潔さも捨てがたい。
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秋川バーベキューランド

2008-05-07 | 自然・風景
連休疲れで本日は青息吐息、遊び過ぎはいけませんね。

前半は黒姫高原で歩き回り
後半はあきる野市の秋川でバーベキュー&散歩三昧の日々を送った。

連休の週間予報は大外れ
4日続きの晴れマークが小雨もようで
写真の5日は曇り時々小雨にもかかわらず
秋川橋の有料バーベキューランドは満員札止め状態
(JR武蔵五日市駅 徒歩10分)
遠目からも煙がたなびき



近寄ると、車はビッシリ満車で待ちの行列



すぐ空きが出るわけもなく、途方に暮れている人達・どうしたでしょう?
私達は4日の唯一の晴れに日に済ませていたので高みの見物です。



足元には可憐で素朴なハハコグサ
気持ちは癒され、リラックス出来たものの
今日のこのていたらく・・

明日からはキチンと仕事モードに復帰します。
(今日も一応仕事はしていたが・・)
今週は「家づくりの会」のブログ「まちにでた建築家達」の担当です。
来週にでもご覧下さい。
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黒姫高原のお楽しみ

2008-05-02 | 自然・風景
昨日の黒姫の続き
今回の黒姫行きの目的の一つ
お花の材料・つるの採取
6月花の展覧会に使うらしい

まずはつる探しに野山にでる



日陰には雪が残り、落ち葉が貼り付いてキャンバスの絵のよう
リスが雪にうずめて忘れたドングリがかたまっている



忘れても過せたくらい秋の山は豊だったのだろう。

一生懸命の友達をよそに、私はお気楽なもの
梢に小鳥の空き家を発見



使わないうちに諦めた様子でキレイなまま・・
メスに気に入られなかったのか他にいい家が出来たのか?



他の季節には穏やかな小川が雪解け水で激流化し
水辺には華麗な二輪草の群落



「区花に指定して板橋区では
自生している場所を大事に保護にしている
こんなにどこにでもある花なら、ありがたみは無いわね~」
板橋区民の嘆くこと・・

山菜取りもこの季節の目的の一つ
例年より春が遅く収穫は少なかったが
タラの芽・フキノトウ・コシアブラ・コゴミ・ヨモギなどなど



蕎麦粉の衣で天ぷらにしてもらって美味しくいただいた。

それ以外に今年の特記は色んな小鳥を見られたこと
和田堀公園でカモから始まった野鳥探しだが
さすが高原・種類が多い
瑠璃色のオオルリ
グレーのシジュウカラ
オシャレなジョウビタキ
ウグイス色ではないウグイスなどなど・・
これからはやりそうなバードウオッチング
次の黒姫行が楽しみだ。

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素晴らしい黒姫高原

2008-05-01 | 自然・風景
今日からテンプレートを夏モードにしました。

大型連休が続きにくい今年、
前半をお休みにして失礼いたしました。
後半の4連休も休ませて頂きます。

この4日間長野県の黒姫高原に行っていた。
どの季節も素晴らしい高原も近ごろは閑散としている。
ある人に「長野県は温泉よ!」といわれたことがあるが
温泉の無い黒姫高原は通過点とされて温泉地に行ってしまうらしい。
おかげでペンションや別荘地・お土産屋さんが青息吐息
そこここにうち捨てられた建物が見られる。

ステキで立派なペンションも何年もしないうちにひと気がなく
伝統あるペンションは後継者不足でクローズ
友人の山荘地域は20軒近くのうち利用されているのは数軒だけ
寂しい限りだ。

それでも十二分に楽しめリフレッシュしてきた。

正面に丸みを帯びた黒姫山



右手にとがった妙高高原



後ろには野尻湖が眺められる雄大な景色



高原を降りた谷地では緑青色の木々の間に山桜



ようやく、満開を迎えた大きな桜達
(写真は29日)

下を見ると可憐な花々
フキノトウなどの山菜
歩いても歩いても飽きない景色
是非・黒姫高原(信濃町)においで乞う!!
信濃町観光協会
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