新年を迎えても、少しも心が晴れないのは、原発事故の収束がいつになるかわからないからだろう。会津地方でも除染をする町村があるが、効果のほどは疑問視されている。その一方で、観光の影響を考慮して、会津若松市のように、除染を実施しないところもあるようだが、それはそれで問題があるのではないか。観光客の安全を考慮して、放射性物質で高濃度に汚染されたホットスポットについては、出入りできないようにすべきだろう。さらに、いくら何でも、観光地で出荷停止された食べ物を出すようなことがあってはならない。米なども、暫定基準値がこれまでの400Bq/㎏から100Bq/㎏になるようだが、行政の責任は極めて大きいものがある。そこで気になるのは、現在、自治体や民間会社が導入している100万から200万程度の検出器では、正しい結果は出てこないことだ。本当であれば、1000万以上の検出器で、専門家が時間をかけて行うべきだといわれる。それをまず最優先させるべきなのに、民主党政権や福島県は、それもしないで、関係自治体に風評被害とか言わせて、適当にごまかそうとしている。人の命を虫けらと同じようにしか考えていないのだろう。会津地方にとっても、食べ物が安全であることを証明するには、それが一番近道であり、そこに金を惜しむべきではない。
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