素人にもわかっていたことなのに、何かしないと批判されるからというので、民主党政権が着手したのが除染であった。それによって、元の場所に戻れるかのようなことを書いたり、言ったりした政治家、学者、マスコミは、どう責任をとるつもりなのだろう。避難させないでおいて、除染の結果を待って、とか言って愚図愚図しているために、未だに福島市の渡利地区の住民は放置されたままではないか。昨年の3月11日から月日はどんどん経っている。それでもまだ安全神話を振り撒いている人たちは、恥ずかしくはないのだろうか。今日のashi.comでは、屋根をいくら高圧洗浄しても、効果がでていないことを記事にしている。しかし、民主党政権にとっては、それはどうでもいいのである。放射性物質で、どれだけ汚染されていようとも、おびただしい犠牲者が出ようとも、何事も起きなかったような細工をしたいのである。できもしないことをマニフェストに掲げて、それで政権を手にしただけあって、どう思われようとも、そんなことは関係がないのだ。迷惑をするのは福島県民である。ヨウ素安定剤を飲むタイミングを逸してしまったばかりでなく、今度は除染で振り回されたわけだから。許せないのは、福島県選出の民主党の国会議員である。黄門様を自称している渡部恒三を始め、たくさんいるはずなのに、まったく表に出てこない。福島県民の非難を恐れて、どうせ逃げ回っているのだろう。
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