千万人といえども吾往かんーとの志を抱いた政治家は、民主党には一人もいないのだろうか。国民の最大関心事である年金の問題について、どうして堂々と訴えないのだろう。それによって政権を失おうとも、正論だと思うならば、国民に語りかけるべきではなかろうか。民主党という政党は、もともとは労働組合をバックにしているために、大きな政府を目指すのだろう。税金を高くして社会保障を厚くしたいのではないか。大部分がサヨクであることを隠す必要はないはずだ。衆議院のマニフェストに明記した月額7万円の最低保障年金を実現するためには、消費税の10パーセントアップでは間に合わず、さらに、7パーセントの引き上げが求められるという。それを昨年の3月に党内でまとめておきながら、なぜ公にしないのだろう。民主党政権のやることは、万事が万事その通りである。試算公表を先送りして、またまた国民を騙そうというのだろうか。できもしないことを並べ立てて、何一つ実現できず、政権の延命にだけ汲々としているのは、政治家として失格ではなかろうか。行政改革を断行するとか、埋蔵金があるとか触れて回って、挙句の果てがこのざまなのである。不甲斐ないにもほどがある。そこまで言われたくないというプライドがあれば、正面から国民と向き合うべきである。今のままではあまりにも姑息で、人間の器が小さ過ぎる。
←民主党政権のマニフェストは詐欺だったと思う方はクイックを