民主党の仙谷由人政調会長代理が、昨日のフジテレビの「新報道2001」で自民党との大連立に言及したが、その可能性が高まってきたのは、原発事故対応での不手際が明らかになることへの恐れがあるからだろう。まだ断片的なことにとどまっているが、今後次々と判明すれば、袋叩きに遭って、民主党政権は持たないはずだ。すでに、枝野幸男は、官房長官として、スピーディの隠蔽に関与していたことが取り沙汰されており、福島県民の怒りの的になっている。少しでも穏便に済ませたいという思いから、自民党に膝を屈する以外になくなっているのだ。仙谷はそれを念頭の置いて、大連立を口にしているのではないか。3月11日の東日本大震災の発生の時点から現在まで、日本人はよくぞ我慢してきた。しかし、もう限界である。福島第一原発の事故が、人災であったどうかについて、徹底的な究明が求められるのは、あたりまえのことだ。当事者であった民主党政権に、それを検証するのは難しい。自分たちの弁解に終始してしまうからだ。その点においても、非民主の政権が誕生すべきではないかと思う。すでに、それは大きな流れになりつつあるが、民主党関係者は、今の段階から命乞いをしたいのではなかろうか。メチャクチャなことをしたのを知っているのは、彼ら自身なわけだから。
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