草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

東日本大震災の復興より増税を優先させる民主党政権!

2012年01月04日 | 政局

 民主党政権の姑息なやり方は、結果的に東北を敵に回すだけだ。東日本大震災の復興を後回しにして、まず消費税を上げるというのは、本末転倒ではなかろうか。先の総選挙のマニフェストで、財源のあてもないのに、子供手当てや高速道路の無料化などで、バラマキを公言し、次々とほごにした責任をとらず、全てを東日本大震災にせいにするつもりだろう。あまりにも無責任ではなかろうか。仮設住宅の狭い場所で、寒さに震えながら生活している人たちのことを、野田佳彦首相は、親身になって考えたことがあるのだろうか。福島県の場合だと、セシウム汚染が深刻な東部に、170万を超える人たちが、今も生活しているのである。現在まで目立った健康被害が出ていないことを理由に、安全であるかのように主張する人たちもいるが、そこまで言うのならば、福島市や郡山市で暮らしてみればいいのである。会津地方にしても、心配されるのは、今年の米作りである。雪解けの季節には、周囲の山から会津盆地に放射性物質が流れ込むともいわれており、そうなれば、昨年以上に深刻である。田園風景が、会津の良さであり、東北の良さであった。それが破壊され、人々の生業が成り立たなくなろうとしているのだ。東北人の私たちが今できることは、何が何でも消費税増税を阻止することだ。

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日本は今こそアメリカの保護領国家から脱却すべきだ!

2012年01月04日 | 国際問題

 もうここいらで日本も、アメリカの保護領国家から脱却するときがきたのではなかろか。アメリカの大統領選挙に向けて、共和党の候補者選びがスタートしたが、トップ争いを演じているテキサス州下院議員のロン・ポール候補は、公約として在日米軍の撤退を掲げており、それが大きな波紋を広げている。日米安保条約は、昭和35年に改定されたままである。アメリカは日本を守る義務は課せられても、日本はアメリカを助ける必要がないのだから、あまりにも片務的である。これまでは、日本の地理的な位置がソ連を封じ込めることになるので、アメリカはそれを考慮して、ことを荒立てなかっただけだ。しかし、冷戦構造が崩壊し、状況は大きく変わっている。憲法上の制約はあるにしても、日本も国際平和活動に加わるようになった。日本は品格のある独立国家として、アメリカと対等な関係を、今こそ築くべきだろう。そうでなければ、イザというときに、本当にアメリカが助けてくれるかは、保証の限りではないからだ。国家の利害が優先されるなかにあっては、村松剛ではないが、「日本を太平洋の彼方の厄介な異物」(『保護領国家日本の運命』)とアメリカが見ているのは事実であり、それを改めさせるにも、日本が国家として身構えるべきなのである。

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