福島第一原発の事故発生から1年経ったが、私はテレビも見たくないし、新聞に目を通す気にもなれない。民主党政権の原発事故対応が問題であったように、マスコミがたれ流ししてきた報道に関して、一つひとつ検証する必要があるのではないか。テレビや新聞が大本営発表をやらかしたために、本来であれば被曝しなくてもよかった人たちまでもが、大変な目に遭ったのである。国民レベルで第三者機関を設置し、これまでのデタラメな報道についても、俎上に載せるべきだろう。とくに、NHKの場合は、出演していた御用学者が「格納容器が壊れることはありえない」と断言し、メルトダウンについて真っ向から否定していた。しかし、事故発生当日の3月11日の段階で、民主党政権はメルトダウンの可能性を認識していた、と言うではないか。個人的な見解として、そのようなコメントをしたのか、それとも、民主党政権からの働きかけがあったのか、NHKは国民に説明する責任があるだろう。民主党政権の発表がないものは取り上げられないとすれば、政府広報テレビに名称を変更すべきだ。国民にとって不幸であったのは、政権を握っていたのが民主党であり、首相であったのが、菅直人というサヨクの元活動家であったことだ。原発事故の対応を正面から批判すれば、民主党政権の足を引っ張ってしまうから、ブレーキがかかったのである。国民の命は二の次三の次にされたのだ。
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