自民党の西田昌司参議院議員の質問は、向かうところ敵なしである。昨日の参議院予算委員会の質疑では、鹿野道彦農水大臣、筒井康隆農水副大臣の狼狽ぶりといったらなかった。民主党の公設秘書を農林省顧問にして、サプリメントを中心にした対中共ビジネスの全貌が明らかになったことで、鹿野も筒井も形無しであった。とくに筒井はかなり焦っていたようで、聞かれもしないことまでヘラヘラ喋っていた。元社会党のサヨクらしく居直った場面もあったが、すぐに西田議員に反撃されて、言葉に窮していた。さらに、AIJ投資顧問の年金消失問題に関しても、西田議員の突っ込みは迫力があった。役人が下手な法律論を振りかざしているのに対して、激しく詰め寄るとともに、白見庄三郎金融大臣がAIJ社長のところを、「浅川さんは協力してくれている」とさん付けにしたことに激怒して、「まだ犯罪は成立していないかも知れないが、淺川は完全に犯罪者だ」と激高した。年金資産2000億円を消失した「犯罪者」をかばおうとするのは、自分たちに責任が飛び火するのを恐れるからだろう。これには私もあいた口がふさがらなかったが、西田議員は、情け容赦なく民主党政権を追及したのだった。その予算委員会の模様は、NHKのテレビでは中継されなかったが、今はネットでも見ることができるわけだから、さらし者になった鹿野、筒井、白見の醜態は、多くの国民の目に焼き付けられるはずだ。
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