草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

脱原発を叫ぶのは日本の米作りが危機に瀕しているからだ!

2012年03月25日 | 災害

 未来は約束されたユートピアである、と主張しているのがサヨクである。原子力発電も、人類の進歩として歓迎すればよかろう。これに対して、反近代にこだわり、未来は必ずしも、人々に幸福をもたらさない、というのが保守民族派である。そこに乗り越えることができない、一線があるのだ。私が原発の再稼動に反対するのは、近代主義がもたらしたヒューマニズムからではない。自分の命を絶対視して、そのためには手段を選ばないという利己主義ではない。保田與重郎が『われらが平和運動』で述べているように、「天皇陛下のなされる一番大事なおつとめは、米を作って、ご先祖の神を祭られることであり、人民が好ましい状態で米作りをし祭りをなし得るようにとりはかることをまつりごと」というのである。祭りという言葉は、秋の取入れが終わった後に、米や酒を神に奉り、一緒に飲み食いをすることを指すのだ。その収穫の喜びを神に申し上げることが、祝詞の役目なのである。福島第一原発の事故によって、東日本の米作りが危機に瀕している。だからこそ、私は原発を認めないのである。米作りに代表される平和な生活が損なわれれば、日本人は日本人でなくなってしまうのだ。かつてサヨクが理想郷として宣伝していた社会主義国家は、やみくもに原発を推進している。人類は日々進歩しているという確信があるからだろう。それに真っ向から対決しているのは、サヨクではなくて、反近代に固執する保守民族派なのである。

 
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脱原発を叫ぶことで責任逃れをする菅直人前首相を嗤う!

2012年03月25日 | 災害

 菅直人前首相は、どうして自分がしでかしたことを理解していないのだろうか。「脱原発についての工程表を示すべきだ」とか臆面もなく口にするのには、多くの国民がビックリしたのではなかろうか。福島第一原発の事故は、未だ収束に至っていないのであり、その責任を菅は感じないのだろうか。脱原発以前に、福島県東部に百数十万の人たちを放置していることを、一体どう考えているのだろう。さらに、東京電力に乗り込んだときの音声が消されていたのは、官邸の働きかけがあったからだ、とも言われているではないか。原発事故関連の政府機関の議事録を隠蔽して、責任逃れをしているくせに、国民を馬鹿にするにもほどがある。菅からは人間的な温かみが、これっぽっちも伝わってこない。中村武彦の『私の昭和史』を読んでいたらば、三木清のことが取り上げられていた。維新活動家であった中村は敗戦の10日前に投獄されたが、同じ刑務所の監房に入れられていた三木の死を知ったときに、引き取る人がいなかったので、病状が悪化したというのを耳にしたのだった。それを聞いた中村は「惨めな最後に追い込んだその虐殺の犯人は彼の同志、左翼の連中だったのである」と憤ったのだ。左翼を私が信用しないのは、人間の情が通っていないからだ。菅は自分が最高責任者であったのに、脱原発を主張すれば、それで許されると思っているのだろう。とんでもない卑劣漢だ。


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