米テレビ局が製作した福島第一原発の舞台裏を描いた番組を、ネットの産経ニュースが絶賛していたのには嗤った。菅直人前首相や枝野幸男経産相が登場し、ぺらぺら喋っているのには、あいた口がふさがらなかった。菅はあの当時のことに関しては、あまりにも混乱していて、思い出せないと言い訳していたではないか。ところがその番組では、自分たちがどこまで頑張ったかを、胸を張って語っているのである。菅が昨年3月12日早朝、福島第一原発に乗り込んだ理由についても、東京電力がベントに手間取っていたからだとして、混乱しかもたらさなかった菅の身勝手な行動を正当化している。また、東電が事故発生から5日目に、福島第一原発から全員を撤退させる方針だったと決め付け、菅がそれを押しとどめたということで、英雄に祭り上げている。これは明らかに菅サイドを中心に取材した内容であり、原発事故関連の政府機関が議事録を作成しなかったのを逆手にとって、自分たちの自己保身を考えたのだろう。だからこそ、その記事でも、わざわざ「欧米のメディアなども、先の報告書を受けて、政府と東電の対応こそが、真の災害だったという認識を改めて確認しているが」という一文を加えざるを得なかったのである。船橋洋一元朝日新聞主筆は、アメリカのメディアに色々な働きかけをしたようだが、もし伝えられるように、スピーディを隠蔽し、今なお福島県東部に人々を住まわせている民主党政権をかばっているとすれば、とんでもない人間である。
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