中共が軍艦を差し向けきたというので、民主党政権は大慌てのようだが、腹が据わっていないから動揺するのである。海上自衛隊のイージス艦や潜水艦を展開させるとともに、横須賀を基地にしたアメリカの第7艦隊に対しても、中共が工作員を上陸させてきた場合には、ためらうことなく攻撃する、との方針を伝えておくべきだ。同盟国であるアメリカが日本を守る意思がないのならば、大きな決断をするしかなくなる。日本国民はアメリカの出方を見ているのである。海上保安庁や自衛隊は、武器の行使が平気な軍隊と面と向かっているのであり、覚悟を持って臨むべきだろう。今は亡き江畑謙介は1999年4月に出版された『こうも使える自衛隊の装備』のなかで、現在を予知したかのような文章を残している。自衛隊の任務は「自国の利権と領土、国民に対して、外部の力にそれを侵害しようとする気を起こさせない抑止力にある」としながら、「もし海上自衛隊が密猟や海洋汚染監視任務はできても、基本的な対潜作戦、対空戦闘、洋上戦闘を果たせないような海軍になったのであれば、例えば、尖閣諸島の領有を既成事実化してしまおうという外国勢力が出てくるだろう」と書いていた。装備や士気の面では、自衛隊は中共の人民解放軍に引けを取らない。しかし、民主党政権がサヨクであることによって、反撃できる力がありながら、それを行使するのが難しい状況なのである。そこを中共が見透かしているから、次々と挑発してくるのだ。臍をかむような醜態だけは、ゴメンこうむりたいものだ。
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