どうせ佐藤雄平知事のやることだから、18歳以下の福島県民の医療費を無料にすれば、それで納得してくれると思ったのだろう。とんでもない思い違いである。今日から無料化するようだが、それ以前にやることがあったはずだ。そこまで心配するのならば、最低でも放射線管理地域には、人を居住させべきではない。それもせずに、福島県民をモルモット扱いにするのは、断じて許されるべきでない。それで喜んでいるのは、医療関係者だけではないだろうか。低線量被曝によって、子供たちにどれだけの影響が出るか、それを調査できるのだから、願ってもないことだろう。しかし、子供を持つ親たちは、その無料化で安心するかというと、かえって逆ではないか。医療機関に診察を受けなくてはならないほどに、危険な場所に生活していることになり、福島県を離れる子供は、今まで以上に増加するに違いない。被曝を気にしながら生活するよりは、よっぽどましだからだ。民主党政権やマスコミは、福島第一原発の事故に対して「安全だ大丈夫だ」と言い続けてきた。昨日あたりも、NHKのローカルでは、福島の食べ物は問題がないかのようなニュースを流していた。だったらば、無料化になどすべきではないだろう。子供と言えば、幼児期を別にしては、せいぜい風邪が怪我ではなかろうか。危ない橋を渡らせて、福島県の子供たちをモルモットにするのではなく、一日でも早く避難させるのが筋だろう。いくら佐藤知事に訴えても、馬の耳に念仏だろうが。
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