草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

最後まで政権を手放さないのが国家観なきサヨクの特徴だ!

2012年10月29日 | 政局

 野田佳彦首相ほど厚顔無恥な政治家はいない。政権はガタガタで、民主党から今日も二人の代議士が逃げ出したのに、どこ吹く風の所信表明演説であった。政権について、「国のために一時預かるのだ」(『国家とは何か』)と考えたのが江藤淳であった。守らなければならない国の根本がまずあって、そのために政治が行われるのである。政権維持を自己目的化するのは、国の根本を無視した党利党略でしかない。また、江藤は今日の事態を予想したかのように、民主党に危惧の念を抱いていた。「彼らは何かいえば、市民が大切だと言い、国民はどうでもよいと言う。では、国はどこにあるのかと聞くと、個人の人権を守るだの、ネットワークで緩やかなつながりを作るだの、そういうことばかり言っている」(『同』)と批判していたのである。連綿として続いてきた日本国は、民主党が政権を取っても変わるわけがないし、変わってはいけないのである。そのことを理解しないから、サヨクが権力を手にすると、平気で居直るのである。嘘ばかり吐いているために、国民からも見放され、野党からも相手にされない野田首相が、「近いうちに国民に信を問う」どころか、「あすへの責任」を20回も繰り返したのには嗤った。さらに離党者が出て与党が衆議院で過半数割れをし、不信任案が可決され、野垂れ死にするつもりなのだろう。国の重みを理解できないわけだから、それがサヨクの限界なのである。


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公共事業を悪と決めつける前原発言を嗤う!

2012年10月29日 | 政局

 会津に住んでいると、「コンクリートから人へ」のスローガンほど虚しい言葉はない。奥会津の只見川流域の町村からは、仕事がなくて若者は姿を消してしまった。建設業が悪であるかのごとき政策によって、次々と零細な業者はつぶされてしまったのだ。山も荒れ放題であり、トンネルや橋も老朽化が進んでおり、改修工事では間に合わなくなってきている。それを承知していながら、民主党政権は地方を切り捨てようとしているのだ。山村を維持するには、それらの新規工事のほかに、新たな道路の建設にも着手すべきだ。公共事業によってのみ、仕事にもあり付け、生活することができたのである。前原誠司国家戦略相は昨日も名古屋で「自民党政治に戻れば、公共事業が復活する」と批判しているが、とんでもない暴論である。前原は奥会津に来てみればいいのだ。もっと手を加えなければ、住むことも困難な地域が、日本には数多く存在するのである。藤井聡京都大学大学院教授もブログにおいて「国土計画というのは、家族で言えば家そのものをきちんとつくるという行為になります。家が立派な状態ならばそのまま使えば良いのですが、どうしても構造的に不便な部分や雨漏りや古くなった柱などの補修が必要になったりします。そうなると、食事や団らんといった人間の活動自体が家でできなくなります。そのために家を家長がきちんとしたものにするというのは当たり前の話です」と述べている。公共事業が大事であることを訴えているのだ。前原の発言は、地方などどうでもいいということなのだろう。


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