草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

地元喜多方のラーメン店にて 5首

2012年10月17日 | 短歌

落魄の身にラーメンは切なくて肺腑に沁みし塩辛き汁

ラーメンが贅沢だった昭和御世(みよ)家族そろって映画館にも

もっきりとラーメンなりき喜多方はささやかなれど昭和恋しや

綿入れを着る人もなき平成はラーメンの湯気闇の向こうに

峠越え会津に戻る車中にもラーメンの香が鼻につくかな


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「堕ちる道を堕ち切ることによって」しか日本再生はない!

2012年10月17日 | 思想家

 野田佳彦首相は解散・総選挙をする気がないらしい。国会を開くのも躊躇している。もう日本の政治は機能停止状態なのである。復興予算が批判されたことに対して、自分らの責任をさておいて、担当の閣僚が仕訳を言い出すなど、まるで他人事のような口ぶりである。どうせ「官僚ガー」でお茶を濁すつもりなのだろう。外交的にみても、統治能力なき民主党政権のうちに、火事場泥棒のようにして、中共は尖閣諸島をかすめ取ろうとしている。韓国も竹島について一歩も譲る気配がない。それに対応するだけの、毅然とした気概は野田首相にあるわけはないし、これでは日本は最悪の結果になりかねない。民主党政権がそんなわけだから、国民もここは腹をくくるしかないだろう。民主党が長く政権の座に居座れば居座るほど、それだけぼろが出るのだから、自業自得になるのは目に見えている。やりたいだけやらせてみればいいのである。日本は一度はどん底に落ちるしかないのだ。そこからもう一度立ち上がるのである。民主党なんぞに政権を渡した日本国民の愚かな選択が、今の事態を招いてしまったのであり、どん底を経験すべきなのである。中途半端が一番悪い。坂口安吾が書いているように「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」(『堕落論』)のである。本当の日本というものに目覚めるためにも、今は徹底的に「堕ちきること」が必要なのである。


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