日本のメディアはもう機能しなくなっているようだ。戦後の一時期、日本の良識を代表したこともあった時事通信も、サヨクに乗っ取られて共同通信よりも酷い。本来であれば日本を弁護すべきであるのに、特定アジアのためのキャンペーンに協力している。去る3日のティム・ヒッチンズ駐日英国大使の発言にしても、自分たちに言いように解釈して「靖国参拝を暗に促す」と記事にしたのだった。そして、わざわざ「過ちを挽回する最善の方法は、犯した過ちを認め、より良い未来を積極的に築くことだ」と述べたことも紹介している。世界の海を支配し、インドや支那を収奪した帝国主義は、どこの国家だったろう。それを自己批判せずして、日本を槍玉に挙げるのは、ブラックユーモアのレベルである。大東亜戦争のマレー沖海戦でプリンスオブ・ウエールズが沈められた屈辱を、今になっても英国は怨んでいるのだろう。それでいてティム・ヒッチンズ大使は、安倍首相の集団的自衛権を容認する動きを、高く評価している。欧米の考え方は明確だ。大東亜戦争の正当性を主張したいだけだ。民主主義対ファシズムの戦いと位置づけ、戦勝国としての立場を維持したいのである。日本にファシズムがあったかどうかは議論の分かれるところだ。丸山真男ですらドイツと日本を同列には論じていない。しかし、日本人はマスコミの影響下から抜け出しつつある。今回の東京都知事選挙は、それを再確認することになるだろう。開票をすれば、あっと驚く結果が出るはずだから。
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