草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

新自由主義に立ち向かうのは「道義的謬りを指摘」する日本精神だ!

2014年02月22日 | 思想家

 日本人の多くはオバマ政権とアメリカに失望している。日本浪漫派の保田與重郎が述べていたように、サヨクとアメリカニズムを日本人の共通の敵と思い始めている。サヨクはすでに昭和45年頃から凋落傾向にあり、今では特定アジアと結び付くことで、かろうじて存在しているだけだ。これに対して、日本全体を動かしているのが新自由主義であり、それは保田のいうアメリカニズムにほかならない。思想的にはそちらの方が脅威なのである。保田は明治の文明開化に抵抗した人たちにこだわる。日本が世界に伍していくためには、旧来の伝統は破毀され、旧来の学問を排して、英国流の功利主義を重んじられたのだった。海外の市場をめぐる争いに勝利することが、国是とされたのである。それに追いつこうとして、日本は西欧流の帝国主義の道を選択してしまったのだ。しかし、それに与しなかった人たちもいた。それが神風連であった。保田は「神風連の學んでゐた洋學や國際智識を以て、この新しい思想の道義的謬りを指摘し得ても、近代をめざす富國強兵の考への人々は、決してききわけはしない。こちらが疲れてあきらめるほかはない。冷静無比な結論的行動を、一見の暴擧に表現するより他なかつたやうにおもへる」(『日本の文學史』)と書いている。さらに、保田は「肥後人の血の氣の過剰の人々の中に、聖者の如くいさぎよい天性の人があった」と述べるとともに、そこに「神風連はすべて詩人であった」と付け加えたのである。真の保守というのは、新自由主義に対決する現代の神風連でなくてはならない。文明開花を容認しなかったのは、詩心に立脚した日本精神があったからであり、それは「王道」を第一とする理想に裏打ちされていたのである。

 

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原子力発電所へのテロに備えて警備と情報収拾に万全を期すべきだ!

2014年02月22日 | 災害

 日本が今一番警戒しなくてはならないのは、原子力発電所に対するテロである。それによって取り返しがつかない結果になるからだ。福島第一原発で高濃度汚染水があふれ出た問題で、タンクに注水する配管の3個の弁のうち、漏水を見つけた19日深夜には閉まっていた弁が何者かによって操作され、約半日間にわたって開いていたことが明らかになった。東京電力が昨日発表したもので、故意の疑いが出てきたことで、原子力発電所の警備の甘さが問われることになった。そんな簡単に弁の開け閉めができてしまうのでは、今後何が起きるか心配でならないからだ。最悪の事態に備えて、警察が検問を行なうだけではなく、自衛隊の戦車を配備することだって検討すべきだ。作業員の素性に関しても、徹底的に調べる必要がある。それこそ特定秘密保護法ではないが、国籍から人間関係まで、ある程度のことを把握しておかなくては、テロ工作員の侵入を防げないからだ。サヨクのなかには原発事故が拡大するのを歓迎する向きもある。さらに忘れてはならないのは、我国を敵視している国家が存在するということだ。もっとも効果的な打撃を我国に与えるには、日本国内のサヨクなどを手なずければいいのである。わざわざ戦争をやるまでもないのだ。善意で物事を考えるのではなく、全てを疑ってかかる所から出発すべき。原発を今後どうするかの問題でも、テロへの備えということを無視しては語れないのである。テロを働く工作員の攻撃を未然に阻止するためにも、原発の警備に関しては、国が直接乗り出すしかない。想定外のことが起きて、頭を抱えてしまうようなことになる前に、やるべきことをやるのだ。原発をどうするか以前に、安倍政権は原子力発電所へのテロ対策に万全を期すべきなのである。

 

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