アメリカのオバマ政権を批判できないのだろうか。それほど頭の上がらない存在なのだろうか。日米安保条約があるのに、基地まで提供している日本を無視してまでアメリカは、独裁国家の中共や、その影響下にある朝鮮半島に気を遣っている。衛藤晟一首相補佐官の発言はどこも間違ってはいない。撤回する必要などまったくないのである。日本の立場を考慮しないアメリカの姿勢には、これまで友好的であった日本国民の多くが苛立っている。それが今回の衛藤首相補佐官の「米国は同盟関係にある日本をどうして大事にしないのか」との言葉になったのだ。その言葉を吐くことすらできないのでは、日本はまさしくアメリカの属国だ。アメリカの第七艦隊の基地まで日本は提供している。にもかかわらず、尖閣諸島に中共の海軍が攻めてきた場合には、自衛隊が迎撃するしかないのだ。日本を護るために米軍がいると思ったらば、そうではなさそうな口ぶりだ。思いやり予算まで払ってきたのは、日本が専守防衛に徹してきたのは、アメリカ軍のプレゼンスを信じていたからだ。南シナ海でも、フイリピンやベトナムが中共に軍事的に脅かされている。そこでもアメリカは明確な意思を示せないでいる。集団的自衛権についても、日本の国民の多くは容認する方向でいる。しかし、いざというときに頼りにならないのでは、自前でやるしかなくなる。国防安全保障上の信頼関係をぶちこわしたのは、アメリカなのである。アメリカが広島や長崎に原爆を投下したことに対しても、それを口にする日本人は限られていた。それよりも日米友好の重要性を重んじてきたからだ。反省すべきはオバマ政権である。かつて日本を戦争に追いやった過ちを、もう一度アメリカは繰り返すのであれば、日本だって身構えるしかないのである。
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