草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原爆投下と東京大空襲は戦争犯罪であり大虐殺だ!

2014年02月08日 | 思想家

 アメリカ大使館が毎日新聞の取材に応じ、都知事選で田母神候補の応援演説した百田尚樹さんを批判するようなコメントを出した。とくに、カチンときたのは百田さんが「原爆投下と東京大空襲を大虐殺」と位置づけ、東京裁判を「これをごまかすための裁判」と述べたからのようだ。アメリカ大使館は「ばかげた意見」と決めつけたそうだが、本当にそうなのだろうか。山田風太郎の『戦中派不戦日記』には、昭和20年3月9日夜半から10日にかけての東京大空襲について書かれている。「昨晩目黒で、この下町の炎の上を悠々と旋回しては、雨のように焼夷弾を撒いているB29の姿を見ていた。おそらくきゃつらは、この下界に住んでいる者を人間仲間とは認めない、小さな黄色い猿の群とでも考えているのであろう。勿論、戦争である。敵の無差別爆撃を、天人ともに許さざるとは何とか、野暮な恨みはのべはしない。敵としては、日本人を何万人殺戮しようと、それは極めて当然である。さらばわれわれもまたアメリカ人を数十万殺戮しようと、もとより当然以上である」。350機近いB29による焼夷弾攻撃が行われ、約9万人もの無辜の民が死亡したのである。山田風太郎の怒りを蒸し返すつもりはないが、それは明らかにッ戦争犯罪であり、「大虐殺」であった。その事実は否定すべきではないだろう。歴史に真摯に向き合うことこそが、真の日米友好に結びつくのである。それにしても、アメリカ大使館が、特定アジアに与する毎日新聞ごときの策略に引っかかるようでは、心もとないことこの上ない。

 

 

 

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「諸国民の公正と信義に信頼」するだけでは平和は保持できない!

2014年02月08日 | 思想家

 中共や韓国がやっている嫌がらせは、日本を国際社会から孤立させようというものだ。そこまでされれば、日本人だって怒って当然だ。昨日午後2時25分頃、奄美大島の西北西約280キロの海上で、中共の漁船が火災になり、一時日本の海上保安庁に救助を要請する動きがあった。6名が死亡し、重傷者が1名、軽傷者が1名出ているにもかかわらず、あえて拒否したのは、日頃日本を攻撃しているだけに、あまりにも外聞が悪かったのだろう。米バージニア州の下院の本会議で去る6日、公立学校の教科書において、日本海の名称に、韓国側が主張する「東海」を併記する法案を可決された。今後も韓国系アメリカ人が多い州に飛び火するとみられる。国際的に確立している地名にも口出しをしてきているのだ。両国との関係改善などは当面あり得ず、かえって対抗策を講じるべきだろう。国際社会の現実は、お花畑では対応できないのである。日本国憲法前に掲げられた「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」という考えから、一日も早く脱却しなくてはならない。その憲法を押し付けてきたアメリカですら、日本に再軍備を要求するにいたり、それが現在の自衛隊となったのだ。理想を語ることだけでは平和は訪れないのだ。丸山真男は「大日本帝国の『実在』よりも戦後民主主義の『虚妄』の方に賭ける」(『現代政治の思想と行動増補版』)という有名な言葉を残したが、坂本多加雄が『知識人 大正・昭和精神史断章』で指摘したように、国際社会は観念論では通用しないのであり、今なお「非文化的な政治」を必要としているのである。

 

 

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