山梨県も会津と同じように盆地なわけだから、大雪になれば当然のごとく交通は寸断される。会津の場合はそれを何回か繰り返して春になるのである。そのときには陸の孤島となり、何日間かは耐えなければならない。しかし、今回の関東甲信の大雪では、いつもの生活ができると高をくくっていたのではないだろうか。降っても2、30センチと思っていたのだろう。山梨県内では積雪が1メートルになり、孤立する集落や車にとじこめられる人も出た。まずは外出を控えるべきであったのだ。雪国はとんでもないハンディを背負っている。故郷を後にする若者が多いのも、そうした自然環境とは無縁ではないのだ。今回の大雪は先週の金曜日からせいぜい今朝までであり、我慢できる範囲内だ。除雪のことを考えても、雪道を走ったことがないドライバーの車などは、迷惑千番である。救急車などの緊急車両の邪魔になるだけだ。自衛隊が出動するにあたっても、なるだけ障害物はない方がいい。関東甲信では雪はそんなに降り続かない。我慢することで切り抜けられるのである。山梨県には中央自動車道が走っている。人間の身体でいえば、動脈が通っているのである。そこをストップさせられないので、大騒ぎになるのだろう。また、山梨県は日教組が力を持っていることで有名であり、反自衛隊の教育が徹底している。自衛隊の出動が円滑だったかどうかについても、検証する必要がある。県民を救出するために、食べ物を手渡すために、必死になって頑張る自衛隊員の姿を見れば、どんな人間でも頭が下がるはずだ。今後は山梨県は会津などの雪国に学んで、外出しないことである。それと同時に、自衛隊とのパイプを密にしておくべきだろう。
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