だから外務省は駄目なのである。日本を侵略しようとする中共の思う壺ではないのか10、11日に開催されるアジア太平洋経済協力会議で、約2年半ぶりに日中首脳会談が行われることになったが、かえって失ったものが大きいのではないのか。日中間に領土問題が存在することを認めたばかりか、靖国神社参拝についても、相手の言いなりに屈服したのではないか。これで喜んだ中共は、次々と新たな手を打ってくるだろう。ここまで外務省が弱腰であったのは、連立に参加している公明党や、自民党のなかに親中派の国会議員の声が大きいからだろう。安倍首相としては、欧米の一部メディアから「国家主義者」と決めつけられていることもあり、ソフトなイメージを演出する必要があったのだろう。しかし、それでも今回の譲歩は許されない。禍根を残すことになったからだ。保守派が押し上げた安倍首相ですら、中共に思い通りになってしまうのである。日本人はもっと危機感を抱くべきだろう。侵略者を撃退するのは、まずは国民レベルの意識が変わらなくてはならない。国をオタオタしていれば、それを叱咤しなくてはならない。自民党であれば、安倍内閣であればいい。それもまた危険なのである。安倍さんしかいないとしても、中共に頭の上がらないチャイナスクールに外務省は牛耳られているのだ。日本が中共の侵略をはねつけるには、国民レベルでの保守派の運動が高揚しなくては対抗できない。日本の政治の限界を突破するには、それしか手がないのである。