草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ベルリンの壁崩壊で拠り所失った世界と日本のサヨク!

2014年11月10日 | 歴史

昨日でベルリンの壁の崩壊から四半世紀が経った。20世紀の世界を揺るがした共産主義は、あの日であっけなく潰えたのである。今なおそのプロパガンダを振り回す国があったとしても、すでにメッキは剥がれてしまったのである。あれから世界は急激に変わった。中共はそれまで以上に暴走し、大義なき覇道国家の道を歩んでいる。ソ連をスターリン主義と批判したトロッキストの一派は、アメリカでネオコンとなり、正義や民主主義を掲げながら世界を支配しようとしている。日本のサヨクも国民の支持を失い、かろうじて反原発や「平和運動」に活路を見いだそうとしている。日本の学会の多数派であった共産主義者が姿を消し、もはや皆無に近い。現実に否定された運動は意味を持たなくなったのである。サルトルが述べた「乗り越えがたい思想」としてのイデオロギーは、もはや墓場に追いやられてしまったのだ。そうした状況の変化で日本は国家として自らを取り戻したのだろうか。かえって危機にさらされているのではないか。日本のサヨクは拠り所を失うと、今度はなりふりかまわずに特定アジアの走狗と化した。ネオコンが主導権が握ったアメリカは、グローバリズムと評して自分たちの価値観を我が国にも押し付けてきている。現在の日本はそれと真っ向から対決するしかないのだ。いずれも凶暴さにおいては、共産主義と何ら変わらないのである。 

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