草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

もはや日本国民は「改革」のスローガンには騙されない!

2014年11月27日 | 選挙

今回の衆議院選挙には大義がある。しかも、民主的な手続きによって行われたわけで、それを責めることは誰にもできない。一寸先が闇の政治にあっては、常在戦場なのである。安倍首相の決断に慌てふためいたのは野党だが、ネガティブキャンペーンはマイナスでしかない。さえらに、政策として「流れを変える」とか「改革」とかのスローガンを聞かされても、もはや国民は騙されないのである。今頃になって河野洋平が選挙制度改革で小選挙区制を導入したことを悔いている。忘れもしない平成5年に非自民連立による細川政権が誕生したのは、熱狂的な政治改革騒動によってであった。あのときはマスコミがこぞって大騒ぎをし、有力な学者が名を連ねた民間政治臨調は、総選挙にあたって「日本政治の再生は有権者の行使する一票にかかっている。わたしたち有権者は、今回の総選挙が戦後政治を転換する歴史的な選挙となること、総選挙の結果いかんによって日本の将来と政治改革の成否が大きく左右されることを強く認識しなければならない。投票を棄権することは、結果として現状維持をもたらすことになる。わたしたち有権者がこぞって一票を投じ、改革を求める国民の確固たる意思を内外に示そうではないか」とまでぶちあげたのである。それにしても、一時は自民党総裁であった河野洋平が今さら愚痴をこぼしても、日本の政治はあれから漂流してしまったのである。今問われているのは、小手先の改革ではなく、戦後レジームからの脱却である。日本人が守るべき価値を後世に残す、そのための改革でなくては意味がないからだ。

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