草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

司法が死守すべきは万世一系の大義だ

2010年09月22日 | 思想家

 検察までも腐ってしまっていては、この国はザ・エンドではなかろうか。そこで問題になるのは、忠誠対象のあるなしだ。政府に忠誠を誓うのでは、あまりにもばからしいし、国民ということになると、漠然としており、世論なるものも信用ができない。そうなると、天皇陛下しかおられないのではなかろうか。自分のことを考えずに、無私の心をもっておられ、日本の文化や伝統に立脚されているからだ。しかも、時の政治権力から離れていられることで、国民との信頼関係は、時代を超えて結びついているからだ。日本の天皇について、松永材は「天皇はただ生命道の本質(一系)を顕現して、これを世界人類に標示しつつ万世に亘って歴史の荒波に屹立しここに人類救済の最高意義を発現しておる」(『尊皇維新の論理』)と書いていた。どんな人間であろうとも、過去からの連続性によって存在しているのだ。それをシンボリックに語っているのが天皇制である。だからこそ、天皇陛下におかれては、今は亡き先人の声に耳を傾けるために、無私を貫いておられるのである。日本の司法までもが危機に見舞われているなかにあっては、忠誠対象を明確にすべきだろう。守るべきは万世一系の大義であり、それを具現化してきた天皇制であることを知れば、おのずから司法関係者も、身が引き締まる思いがするはずだ。死守すべきものが何であるかを、今こそ真摯に考えるときなのである。

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どんより曇った会津の空の下で 5首

2010年09月21日 | 短歌
ようやくに会津になりき曇天は盆地の川も黒き帯なり

青空はまぶし過ぎたり会津には影も結ばぬ人は亡霊

戊辰から落魄の地よ会津とは報われぬことあまたありたり

孤独なる魂抱え老い果てし小室直樹のメガネはいずこ

リルケ色グレイの空よ褐色の大地に巣立つ会津人なり

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菅直人は脱サヨクの救国政府を樹立せよ!

2010年09月21日 | 政局

 日本の政治は漂流を続けているが、もう少しすれば難破し、あげくの果てに沈没するのは目に見えている。その一番の原因は、世界の趨勢を理解できないことだ。オバマ政権が米国に誕生すれば、それだけで平和がくると勘違いしたのだから、どっかずっこけている。さらに、中共や北朝鮮の脅威についても、鈍感そのもので、沖縄に米軍が必要ないかのような主張をしていた政党が、国民の支持を得て権力を手にしたのだから、混乱してあたりまえである。世界中の国々は平和を望んでいるのだから、かつて悪いことをした日本が、二度と過ちを繰り返さなければ、戦争にはならないと思い込んでいたのである。単純といえば単純な国民ではなかろうか。しかし、ここにきて、現実を理解するようになると、パニックになってしまうのである。どうしてよいか分からないからだ。今一番菅直人首相がすべきことは、安全保障と治安の面でサヨクを排除することだ、米国との協調を確実なものにするには、信頼関係の再構築が急務であるからだ。重大な機密が中共や北朝鮮に流れてしまうのでは、日本を相手にする国はなくなる。菅政権は脱小沢だけでなく、脱サヨクの救国政府を樹立すべきだ。でなければ、日本は世界中から爪弾きにされて、一巻の終わりなわけだから。

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帝国主義国家中共に幻想を抱いた竹内好

2010年09月20日 | 思想家

 中共の領土拡張の動きは、帝国主義そのものではないか。日本人にとって中国は、学ぶべき師であり、憧れの的であった。だからこそ、昭和維新の歌に登場するのは、屈原であり、「汨羅の淵に波騒ぎ」で始まるのである。日本人は中国の故事から多くのことを学んだのである。しかし、共産中国の誕生によって、孔子や孟子を生んだ精神的な土壌が否定されてしまったのだった。魯迅は「もちろん、われわれも現在に不満だ。だが振り返る必要はない。前方にも道路があるからだ。そして、この中国歴史上かつてなかった第三の時代を創造することこそ、現代の青年の使命である」(「燈火漫筆」)と書いているが、新しい道がどんなものであったかが、まさしく今問われているのではなかろうか。竹内好の著書を通じて魯迅を知っただけに、どれだけ理解しているかは心もとない。しかし、言論の自由が奪われている体制下において、「前方にも道路がある」というのを、どうして人々に知らせることができるのだろうか。竹内もまた、日本浪漫派の一員であったのだと思う。中共を一つのイデーとして思い描いたのではなかったか。領土問題で軍事力をチラつかせるなどというのは、そうした淡い期待を裏切ることである。もし竹内が存命であれば、どのようなコメントをしただろう。落胆のあまり、中共について、共産主義とは無縁な「帝国主義国家」と定義したのではないか。

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国家エゴ丸出しの中共に屈するなかれ!

2010年09月20日 | 政局
 国内に問題を抱えている中共は、ナショナリズムを煽り立てることで、体制の危機を乗り切ろうとしている。そのとばっちりを食っているのが日本ではなかろうか。いくら平和惚けしていても、中共から聞こえてくる恫喝には、日本人の多くが驚いたはずだ。軍関係者の口から、軍事行動をほのめかす発言があったり、沖縄は中共領だとする論文が発表されたりで、とんだことになっているからだ。しかし、よくよく考えてみると、それらはいずれも、民主党政権が誕生してからのことなのである。それまでは、中共とておとなしく振舞っていたのだ。東アジア共同体とかを民主党が言い出すようになってから、それに乗ずるようにして、強面になってきたのである。何のことはない、鳩山由紀夫前首相や菅直人首相を舐めてかかっているのである。また、中共を喜ばせるようなメッセージを発したことも、影響したに違いない。先の総選挙においては「沖縄の海兵隊を最悪でも県外に移転させます」と民主党は公言したからだ。それらがあったからこそ、今回の事態を招いたのである。中共が国家としてのエゴを丸出しにしているのに、日本は国家を否定するかのような言動が横行しているわけだから、これでは勝負にならない。今日本が問われているのは、国家として、中共に毅然として向き合えるかどうかなのである。コスモポリタンが多い民主党政権には期待する方が無理だろうが。

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滝沢峠からの眺望が会津人の原風景

2010年09月19日 | 会津100選

 滝沢峠から見た会津盆地である。真夏に撮ったものだが、うっそうとした木立が繁っていても、昔ながらの見晴らしのよいロケーションが、目の前に広がっている。舗装になる前は、土埃をあげて車が行き交った峠である。会津若松市河東町を通る国道49号線が整備されたことで、さらには、磐越自動車道が開通したことで、もはや主要な幹線道路ではなくなった。しかし、峠のこの場所に立つと、なぜか懐かしさがこみ上げてならない。すでにこの世にはいない肉親が、あの盆地のどこかで待っていてくれているようで、胸がいっぱいになるからだ。満員の会津乗合のボンネットバスに揺られながら、この峠を越えた幼き日のことが思い出されてならない。会津人の原風景として、何世代にもわたって語り継がれてきたのが、この場所からの見晴らしなのである。

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菅支持派は小沢、鳩山の証人喚問実現に動け!

2010年09月19日 | 政局
 脱小沢で支持率アップの菅直人首相だが、最後まで筋を通すのであれば、やっぱり小沢一郎の証人喚問に賛成すべきだろう。あれだけ小沢をけなしたのだから、そこまでしないと国民も納得しないわけだから。さらに、鳩山由紀夫にも登場願ったらどうだろう。天文学的な子ども手当てをもらっていたというのは、まだまだ記憶に新しいからだ。説明責任を果たしたと思っている国民は、ほとんどいないわけだから。法律的にどうのこうのというよりも、道義的な責任が問われるのが政治家なのである。二人とも、正直に語ればいいのである。こそこそと逃げ回っているのは、みっともなさ過ぎる。しかし、菅を支持したグループも、いくら代表選に勝つためとはいえ、よくぞ言ったものである。一度口から出たものは取り返しが付かないのだから、野党と一緒に、小沢と鳩山を国会に引っ張り出すしかないのである。小沢とそのグループを悪者にするのは、これまでの民主党政治を否定するのと同じだが、国民世論が頼りの民主党政治にあっては、もはや二人の証人喚問は避けては通れないのである。

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萩からの同志を迎えて 5首

2010年09月19日 | 短歌
 少年の熱き血潮に涙せし萩在住の同志もありき  

 喚声の余韻が残る山河にもさみしき秋の風吹き渡る

 国のため散るを厭わぬ少年の益荒男ぶりに涙しこぼる  

 松蔭の訪れし地よ若松は尊皇の意地今も曇らず  

 これまでの遺恨を忘れ救国の手を組みたるは会津と萩なり  


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折口信夫が嘆いた信仰心のなさが国を滅ぼす

2010年09月18日 | 思想家
 日本が滅びるかどうかは、日本人の信仰心にかかっているのではなかろうか。そんなことをふと考えてしまった。あまりにも今の日本人は、不甲斐なさ過ぎるからだ。富岡幸一郎は『新大東亜戦争肯定論』で、折口信夫の言葉を紹介している。昭和20年夏、敗戦を前にして、折口の胸にある啓示が浮かんできて、愕然としたのだった。「あめりかの青年達がひょっとすると、あのえるされむを回復する為に出来るだけの努力を費やした、十字軍における彼らの祖先の情熱をもって、この戦争に努力してゐたのではなかろうか、と。もしさうだつたら、われわれは、この戦争に勝ち目があるのだろうかといふ、静かな反省が起つてきました」。折口は昭和24年6月に執筆した「神道の新しい方向」でも触れているが、米国の圧倒的な物量に負けただけではなく、信仰心においても劣っていたという指摘は、あまりにも衝撃的である。民主党政権が誕生し、日本という国家のかたちを否定してきた者たちが、権力の中枢に群がっている。それを打倒するためには、折口が問題にしたような、ある種の信仰心が求められるのではないか。先の戦争では、日本は敗れたとはいえ、大義に殉ずる若者が陸続としていた。しかし、今の時代にあっては、ほんの一握りではなかろうか。日本の滅亡するのは、精神的な荒廃によってなのである。

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きな臭い朝鮮半島の危機に備えよ!

2010年09月18日 | 思想家
 中共や北朝鮮の動きが慌ただしい。尖閣諸島での中共の挑発行為に対しては、日米安保条約を楯に米国が介入することを明言しており、その点では安心である。しかし、今危惧されるのは、北朝鮮が革命戦争を仕掛けてくることだ。それは韓国ばかりでなく、日本もターゲットにされる可能性がある。永井陽之助が『現代と戦略』で指摘しているように、「革命戦争の基本戦略は、軍事能力の点でも優位にたつまで、政治的には守勢、戦略的には守勢という姿勢をとり、戦術レベルでは、カメレオンのように千変万化する柔軟な守勢と攻勢を組みあわせるゲリラ戦のかたちをとることができる」のである。そうなれば、今の民主党政権の体たらくでは、防ぐことは不可能に近い。そこでは無政府状態がつくりだされ、無差別テロも横行するのである。外国勢力の支援を受ければ、取り締まるのには限界がある。マスコミも、すぐに沈黙を余儀なくされるだろう。しかし、その危機感が民主党政権には乏しいのではなかろうか。サヨクが日本の権力を掌握したことで、情報収集するにあたっても、治安当局は制限を受けているのではなかろうか。体制の維持が困難になってくると、北朝鮮が暴発してくることも考えられる。そのときに、自衛隊と警察がどこまで対処できるかで、日本の運命は決まるのである。

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