草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

三島由紀夫の叫びを自らの叫びに!

2010年09月17日 | 思想家
 サヨクというのは、人間的な温かみに欠けるというが、まさしくその通りである。小沢一郎憎しだけで政局が動いているからだ。民主党の代表に再選されたことで、してやったりと菅直人はほくそ笑んでいるようだが、権力への執着は人一倍で、好きになれないタイプの筆頭だ。菅にコロリと騙された鳩山由紀夫は、どの顔下げて世間に申し開きができるのだろう。小沢は小沢で、反撃のきっかけを待っているに違いないが、喧嘩の仕方がメチャクチャなのがサヨクである。手加減することができないのだ。70年学園騒動のときもそうであった。寄ってたかって袋叩きにして、平気で人を殺したわけだから、手が付けられないのである。菅を担いだグループは、少しばかり調子に乗り過ぎだ。窮鼠猫を噛むことになり、小沢グループだって、黙っているはずがない。しかし、昨年の総選挙における国民の責任は大きい。国の舵取りの権限をサヨクに与えてしまったからだ。今のような状態が3年間も続けば、日本は破滅するだけだ。何をしでかすか分からない民主党政権は、国家公安委員長に、サヨクの女闘士を据えた。国家解体に手を貸すような人事である。警察の警備も驚いただろうが、刻々と日本の危機は迫っているのである。今こそ三島由紀夫の叫びを、自らの叫びとすべきなのである。 
 「われわれは戦後の日本が、経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失い、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見ていなければならなかった」。                                   
                                    (三島由紀夫の檄文の一部)

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サヨク同士の泥仕合で民主党分裂へ

2010年09月17日 | 政局
 反対派をしめあげて排除するというのは、サヨクらしいやり方だが、あまりにもえげつない。まさしく内ゲバではないか。菅直人首相というのも、大人気ない政治家だ。世論を味方につけているというので、少しばかりはしゃぎ過ぎだろう。岡田克也幹事長、前原誠司外務大臣という布陣は、明らかに小沢一郎前幹事長との全面対決である。これによって、民主党が分裂することはほぼ確実だ。日本の国は外交、経済とも難問を抱えているのに、政局ばかり優先させて一体どうするつもりだろう。嗤ってしまうのは、何もしない菅政権が、小沢排除という劇場型政治によって、高い支持率を得ていることだ。自らを正義と位置づけ、悪の元凶である小沢派を袋叩きにする勧善懲悪というのは、サヨクの得意技ではなかろうか。しかし、そんなことにうつつを抜かしているうちに、中共からは甘く見られ、国際社会からは袖にされるのである。菅も小沢もどっちもどっちだが、このまま混乱が続くのであれば、残された選択肢は解散総選挙しかないだろう。民主党内の小沢派にしても、孤立する前に反撃に転じるしかないわけだから、野党との連携を探るのではなかろうか。国のことを考えずに、小沢か反小沢かで争っている今の政治は、まさしくお子様政治そのものであり、すぐにでも国民に信を問うべきだ。

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岡田克也新幹事長は伊東正義の保守の心に学べ!

2010年09月16日 | 思想家

 民主党幹事長に岡田克也が就任することになった。岡田が尊敬しているのは、会津っぽ政治家の伊東正義だと聞いたことがある。伊東は総理大臣を蹴った男として有名だが、筋を通し続けた頑固者であった。リクルート事件の責任をとって竹下登が総理大臣を退くと、後継者として最有力視されたが、健康を理由に固辞したのだった。伊東が偉かったのは、自らの信念を貫いたからだ。総理を受けるかどうかを決めるにあたっても、伊東は京都の黒谷にわざわざ出かけ、会津藩士の墓地に額づいたのである。最終的な決断をするにあたって、死者の声に耳を傾けたのだった。もし岡田に伊東のような保守の心があるのならば、サヨクとの全面対決を避けるべきではないだろう。この国を築いてきた先人の思いを受け継ぐならば、この国のかたちを破壊しようとする勢力との妥協は、断じてあり得ないからだ。菅直人や仙谷由人はサヨクそのものである。生前の伊東は、サヨクと手を組むことを潔しとしなかった。保守本流の大道を歩もうとしたのである。そうでなければ、政治は前に進まないし、調整に時間がかかるからだ。民主党の色に染まった岡田に期待するのは無理だろうが、伊東を目標にしたいならば、死者の前に頭を垂れた、その謙虚さにこそ学ぶべきだろう。

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サヨク政権の弱腰で日本は騒乱状態に!

2010年09月16日 | 政局
 菅直人首相は、自分の女房役ともいえる幹事長人事で手間取っている。国民世論をバックにして、民主党代表選では小沢一郎前幹事長に大差をつけたが、あくまでも風が吹いただけなのである。党内基盤がしっかりしていたわけではない。団塊の世代の、しかもサヨク政権であっては、この先が思いやられてならない。それを知っているからこそ、幹事長のやり手がないのである。サヨク政権の危うさを熟知しているからこそ、旧民社党系の川端達夫文部科学相が固辞するのだろう。米国にしても、安全保障上の秘密を日本には流さなくなっているともいう。中共にすぐにもれてしまう心配があるからだ。サヨクが政権を手にしたことで、日米同盟に亀裂が生じたばかりでなく、中共は虎視眈々と日本を狙っているのである。しかし、菅首相のあのにやけた笑いは一体何だろう。自信がないから、あの表情が出てしまうのではないか。尖閣諸島をめぐっては、官邸サイドの優柔不断によって、中国漁船の船長に逮捕状を執行するのに、半日もかかったといわれる。中共の機嫌をそこねたくないために、決断をするのに時間がかかったようだ。これから危惧されるのは、日本の国内で反日の動きが高まることだ。弱腰のサヨク政権では、取り締まることもできず、騒乱状態になりかねないからだ。保守派の力が試されるのは、まさしくこれからなのである。

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民団やサヨクと組んで墓穴掘った小沢一郎

2010年09月15日 | 思想家
 民主党代表選で小沢一郎が負けたとはいえ、彼の政策の全てが間違っていたわけではない。子ども手当てを始めとして、政策のほとんどは大衆迎合主義であったが、米国のポチとまで酷評されていた小沢が、最近になって日本の自立を主張したことは、それなりに評価されるべきだろう。小沢の間違いは、それを実行するにあたって、民団やサヨクと手を結ぶことを優先させたことだ。さらに、大アジア主義という理想を掲げても、イデオロギーとしては、もはや過去の遺物でしかないし、今の日本を見渡しても、北一輝や宮崎滔天のような人物はいない。中共と手を組もうとしても、相手が覇権国家の道を歩もうとするのだから、こちらが身構えるしかないのである。しかし、今のままの日本では、米国の属国というよりも、一つの州になりかねない。それを阻止するには、独自の防衛力の増強が不可欠なのである。沖縄の米軍基地の移転にしても、自衛隊を配置して、国民の生命と財産を守るのが筋だ。その足りない部分を米国に補ってもらえばいいのだ。米ソ冷戦の崩壊によって、世界が平和になるというのは、まったくの幻想でしかなかった。日本は国家としてのかたちを維持し、米国依存から脱却し、同盟国としての対等な立場を築くべきだろう。小沢の政治生命が今後どうなるかは分からないが、米国のポチでなかったことだけは認めてやりたい。

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民主党の政権ごっこで日本沈没

2010年09月15日 | 政局
 今回の民主党代表選で明らかになったのは、政権ごっこにあけくれている政治家のお粗末さだ。政権与党として、責任があるという自覚がまるっきりない。円高で株安、中共からは舐められっぱなしなのに、コップの中の嵐にばかり時間をとられていたからだ。菅直人首相が再選したわけだから、すぐに国会で論戦に入るべきなのに、そこまで頭も回らないようだ。一年間で三回も首相を交代させられないからとか、小沢一郎よりはましだとか、それだけで選ばれたのだから、期待する方が無理なのだろう。しかし、政治空白が長引くことで、国民生活はより深刻になっている。菅首相は野党政治家の域を脱していないし、取り巻きだって、ろくな人材がそろっていない。たまたまそのポストに就任しただけで、実力がともなっていないのである。さらに、日本の政治を難しくしているのは、反転攻勢をかけるべき自民党が、ガタガタになっていることだ。60の小選挙区で立候補予定者が決まってないのだという。常在戦場で臨むべきなのに、後手後手に回っている。このままでは政権ごっこしかできない民主党に、メチャクチャにされるだけだ。失われた政治への信頼を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうだ。

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小沢一郎の有終の美は民主党をぶちこわすことだ!

2010年09月14日 | 政局

 やっぱり権力を握っていた方が強かった。民主党代表選において、小沢一郎は菅直人に大差で敗れた。もはや民主党にいては小沢の芽はなくなる。一日も早く離党して、政界を再編の起爆剤になるしかない。50人程度であっても、党を割れば、キャスティングボードを握れるからだ。菅直人を担いだ前原誠司国土交通大臣などは、古い自民党そのままだと小沢を批判している。そこまでけなされても、党にとどまるつもりなのだろうか。今の菅直人政権は、統治能力が皆無である。中共に対しても、毅然たる態度がとれない。経済政策でも右往左往している。それだけに、チャンスはまだある。満身創痍の小沢には、その気力があるかどうかは分からないが、保守の心が少しでも残っているのなら、民主党をぶちこわすべきなのである。サヨク政権を誕生させた責任は小沢にもあるわけだから、その落とし前は付けるべきだ。小沢が敗軍の将となったことで、小沢グループが根絶やしにされることは、誰の目にも明らかだ。その前に攻勢をかけるのである。検察審査会の決定によっては、小沢が起訴される事態も想定される。それ以前に、討ち死に覚悟で飛び出すのである。それが結果的には、政治家小沢一郎の有終の美を飾ることにもなるわけだから。

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汚れた手で改革派を演出してきた小沢一郎の罪

2010年09月14日 | 政局
 小沢一郎が代表選に立候補した時点で、民主党は終わっているのである。半分近くの国会議員が支持を表明しているというのも、国民世論とかけ離れている。豪腕だとかいわれているが、結局は、鈴木宗男の二の舞になりたくないのだろう。根は小心者なのである。さらに、小沢を支持した鳩山由紀夫にしても、親から多額の「子ども手当て」をもらった疑惑が一件落着したわけではない。たまたま総理の座にいたために、起訴されなかっただけなのである。蒸し返すことだつてありうるのではないか。今回の民主党の代表選は、小沢に大義などあるはずもなく、塀の向こう側に転落するのを恐れたのだろう。田中角栄、竹下登、金丸信の直系である小沢は、自民党から飛び出すことで、かろじて政治的な影響力を保ってきた。しかし、金竹小といわれたダーティな部分が拭い去られることはなかった。それでいて、改革派であるかのような発言で、国民を騙し続けてきた。かつては、それが「政治改革」であり、現在は「脱官僚」に、スローガンを変わっただけなのであり、あくまでも方便でしかなかった。小沢が糾弾されるべきなのは、金に汚いからではない。そんな政治家は、これまでたくさんいたからだ。手が汚れているにもかかわらず、改革派を演出してきたのが問題なのである。民主党が致命的であるのは、そんな小沢の手を借りなければ、政権交代ができなかったことである。

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統治能力なき民主党政権で国防も治安もズタズタ

2010年09月13日 | 政局
 民主党政権による政治の劣化は深刻そのものだ。中共に対する弱腰外交もその一つだ。どうして、漁船の乗組員を、チャーター機を手配して送り届ける必要があるのだろうか。まるで国賓待遇ではないか。しかも、日本の中国大使が夜中に呼び出されたのを受けて、そうした処置をとることは、日本側が譲歩したということではないか。荒立てたくないということだけで、膝を屈してしまったのである。それでいて、仙谷由人官房長官あたりは、記者会見で遺憾の意を示したりはしているが、あくまでも国内向けのパフォーマンスでしかない。ネット上で弱腰外交への批判が高まっているのは、あたりまえのことである。外交上のスタンスは、菅直人首相だけの問題ではなく、民主党代表選で小沢一郎前幹事長が勝ったとしても、結局は同じではなかろうか。日本という国家に対して、自虐的な見方しかできないわけで、もともと彼らには、中共とやり合う根性などないのである。あらゆることで中共の顔色をうかがうことになれば、国防上支障をきたすとともに、治安維持も難しくなってくるだろう。自衛隊や公安警察の関係者は、内心では苦々しく思っているはずだ。もうここまでくれば、民主党は政権を投げ出すべきなのである。そうでなければ、昭和11年のときのようなことが起こりかねないからだ。

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全国の有力書店で好評発売中です。保守派で取り上げたのは、柳田国男、小林秀雄、三島由紀夫、竹山道雄、保田與重郎らで、いずれも日本を代表する知性ばかりです。左翼ではあっても、日本的情念を踏まえた思想家として、吉本隆明、鶴見俊輔、竹内好、中野重治らに言及しています。思想的には右から左まで多種多彩ですが、単なる口舌の徒は含まれていません。本の宣伝文句では「日本にこだわった知識人の言葉を解説」となっています。  

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タンカー航路に接する尖閣諸島は日本の生命線

2010年09月13日 | 政局
 海上保安官の足を引っ張りかねないのが、今の民主党政権である。中共の漁船が巡視船にぶつかってきたのだから、公務執行妨害で逮捕するのはあたりまえだ。しかし、愚図愚図してそれをためらってしまのが、全共闘くずれの仙谷由人官房長官らなのである。戦後民主主義に毒されているから、領海を守るという気概がないのである。ご無理ごもっともであれば、中共を付け上がらせるだけだ。昨年の日本での政権交代によって、東アジアは不安定要素を抱えることになった。日米同盟の根幹が崩れつつあるからだ。その間隙を縫うようにして、中共は攻勢をかけてきているのである。今日のワイドショーのコメンテーターなどは、中共政府が関与していないかのような発言をしていた。国が後押ししているからこそ、巡視船に突進してきたのだろう。しかも、尖閣諸島は、中東から日本までのタンカー航路に接している。中共の海軍が押さえることになれば、喉元に匕首を突きつけられたのと同じなのである。それだけに、日米同盟を強化して、最悪の事態だけは回避すべきだ。世界は新たな帝国主義の時代を迎えたともいわれる。暴力の海のただなかでは、いかに憲法上の制約があるとはいえ、日本が身構えることも必要なのである。

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