■ 12月 6日 4Y1A と QSO ( 14MHz FT8 ) しました。
本当はわざわざ QSO するまでもないと思っていたのですが ..... 。
4Y1A は International Amateur Radio Contest DX Club と言いオーストリアの局です。
( 4U1A , 4U1VIC ) と同じ扱いで DXCC では オーストリア ( OE ) となり別エンティティーにはなりません。
しかし、彼らは 4U1UN , 4U1ITU と同じ条件であるので別エンティティーとするべきではないかと主張しています。
DXAC では 4U1UN , 4U1ITU は “grandfathered in” ( 祖父条項 ) であり、
( 4U1A , 4U1VIC ) はそうではないので認めないと言っています。
どういうことかと言うと、例えば JD1 ( Ogasawara ) は、別エンティティーとなる条件を満たしていないが、
DXCC の リストを作成する時点では、アメリカ領であったため別エンティティーとなっていた。
本来、小笠原諸島がアメリカから返還される時に、消滅エンティティーと成るはずだったのですが、
“grandfathered in” 「 お爺さんカントリー 」 として残してしまったのです ( JARL が希望した ) 。
1972年、沖縄返還の時も、沖縄には 「 特別プリフィックスを割り当てる 」 などとして、
同様の希望を出したが、さすがに認められませんでした。
DXAC は現存の DXCC のエンティティーが全て条件に見合ったエンティティーばかりではない事を承知しています。
ですが 「 お爺さんカントリー 」 と似た様な条件のカントリーは、これ以上受け付けないとしています。
DXAC が定める、最新のクライテリアの条件を満たさない限り、新しいエンティティーは誕生しないと言う事です。
4U1UN , 4U1ITU は今のクライテリアには適合していない ? が 「 お爺さんカントリー 」 として残っている訳で、
( 4U1A , 4U1VIC , 4Y1A ) は 4U1UN , 4U1ITU と条件は同じと認めつつも受け付けないと言う事です。
これらを認めると次から次へと、似た様な条件のエンティティーが出て来ると言う懸念もある様です。
( 4U1A , 4U1VIC , 4Y1A ) 側はそれでは整合性が取れないではないかと主張しています。
整合性を取ろうとすれば 4U1UN , 4U1ITU を消滅させるか、( 4U1A , 4U1VIC , 4Y1A ) をニュー・エンティティーにするか、どちらかなんでしょうが、DXAC の態度は一貫して ( 4U1A , 4U1VIC , 4Y1A ) 側の主張を受け入れていません。
■ WFWL ( Work First Worry Later )
● 昔、1970年代のある日、1AØKM が 21MHz CW で聞こえていました。
ローカルの皆が、「 おい、また変なのが出てるぞ 」 と言って相手にしませんでした ( QSO しなかった ) 。
ところがです。 なんと、過去に遡及して 1982年1月1日から DXCC に OK となったのです。
まさに WFWL でした。
● コソボ の場合は ..... 。
DXCC に OK になるなると言われながら、Z6 のプリフィックスで QRV を続けていました。
January 21, 2018 以降の QSO から DXCC に OK となったのです。
私は WFWL で、それ以前に 4枚の QSL を得ていましたが、それらは結果 no count となってしまいました。
この時は過去に遡及しませんでした。 もう一度やり直しです。
● 2000年4月に行われた 7O1YGF は、35,000 QSO した10日目にイエメン当局 ( Yemeni authorities ) によって
中止させられたこともあり、元々 DXCC には無理だろうと言われていました。
過去いくつかの Pedition も DXCC には認められませんでした。 しかし、WFWL です。
7O1YGF のスタッフが諦めないで DXAC に substantiation を続けて来た結果、
なんと 7年後に DXCC に OK となったのです。
7O1YGF と QSO 直後に QRT をして、7年後に再開局し QSL の請求をしていなかったので、
遅ればせながら請求しました。
この時は DXCC には無効だけど記念に QSL は貰っておこうと言う気持ちでした。
なんと、手元に 7O1YGF の QSL が届いたと同時に DXCC に OK となりました。
Better Late Than Never ですね。
びっくり仰天、忘れられない QSL / QSO ( 24MHz CW ) となったのです。
なお、QSL マネージャーの DJ3XD は 2024 年に SK ( サイレントキー ) になっています。
● February 15-28, 1984 に QRV した TI9CCC ( Cocos Is. ) はなんと 30年後の May 14 2013 に DXCC のクレジットが OK となりました。
結局、聞こえたら、どんな局でも WFWL って事になりますかね。