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マイ電柱 

2016-11-25 02:18:00 | Ham Radio
 当地、福岡では金曜日の 01:50 JST から放送されている、タモリ倶楽部ですが、今回のテーマは 「 オーディオマニアの究極の夢!?マイ電柱の建て方教えます 」 言う内容でした。

 【 引用 】 音にこだわるオーディオマニアの究極は電源にまでこだわる。 そこで庭にオーディオ専用のマイ電柱を建ててしまったオーディオマニアのお宅を訪問。 建てる方法、手続き、値段、苦労話などを徹底調査。 果たしてどのくらい音が良くなったのかも検証 !。

 マイ電柱 ( 電信柱 ) にトランス 2 個、アース 50 本 ・・・ 一本の長さ ( 深さ ) が 30m にも及ぶ場合もあるとか ・・・ 総工費およそ 200 万円也。 お金を掛けようと思えば底なしの様です。 昔は趣味でオーディオとハムではどちらが金が掛かるか ? の答えの多くはオーディオでした。 しかし、最近はアマチュア無線家にも、ロケーションのいい土地の購入から始まって ・・・ などと目が飛び出る様なお金を注ぎ込んでいる OM も出現しています。 ですが、今回の放送でオーディオマニアの凄さを 再認識 した次第です (笑)。

 私は昔、レコーディング・エンジニア ( ミキサー ) をしていた事があるので、API やスチューダなどの調整卓を通して、クラウンやマッキントッシュのアンプ、JBL のフルレンジやアルティックの A7 などのスピーカーと言ったラインアップで仕事上、音 ( 音楽 ) を聞いていました。

 スタジオに来るクライアントやミュージシャンなどから、よく 「 家庭で音楽を聴くのに一番いいのは、どんな組み合わせ ? 」 などと質問を受けるのですが、「 音響メーカーの家庭用コンポーネントがいいんじゃないですか 」 と答えていました (笑)。 もちろん相手はそんな答えが欲しいんじゃない事は分かっています。 「 サンスイのアンプに JBL のスピーカー 」 なんて答えておけば良かったのかも知れません。 なんと生意気な若造だろうなんて思われていた事でしょう。

 でもよ~く考えてみて下さい。 家庭で オーディオ評論家 菅野沖彦氏 が勧めるハイエンドオーディオのセットでボリュームを 12 時以上に上げて聞ける環境 ( ルーム・イコライザーも含めて ) があればいいのですが、9 時ぐらいが背一杯ならスピーカーのエージングすら出来ないでしょう。 家庭用コンポーネントで十分です (笑)。

 もちろん趣味としてハイスペックを追求するオーディオ・マニアの方々を否定するものではありませんし、私にも興味のある世界です。 出来るだけイイ音 ( 忠実な音と言う意味で、綺麗な音と言う意味ではない ) で音楽を鑑賞したいと言う気持ちは私も同じですから ・・・ 。

 音の世界は感覚的で主観的なので、その違いは目に見えるものではありません。 今回の番組でもタモリは 「 こんなクリアな音は初めて聞いた 」 と言い、他の一人は 「 違いが分からない 」 と言う ・・・ どちらも本当でしょう。

 一方ハムの場合は、電波の飛び具合には歴然と差が出ます。 お金の掛け甲斐があると言う事ですね (笑)。 どこぞの ン百万円のリニアアンプを買うと USA エクストラ級のライセンスが付いてくる ( 貰える ) とか ・・・ のお噂も聞えてきます ( 笑えない )。


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