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コンテストに於ける不正 

2017-04-14 00:58:00 | Contest
 先日 2016 CQ WW DX SSB Contest の失格局が発表されました。 例年の倍以上の大量の失格局数だったので、各方面に波紋を広げています。 無線通信というのは、証拠として形に残りにくい状況ではありますが、主催者はしっかりした証拠を掴んだ上での処分である事は間違いありません。

 一番分かり易い違反としては、バンド区分の逸脱や、同一周波数上での複数の電波の発射です。 SDR が普及してきた現在、ファイルとして残す事が可能ですから証拠となり得るでしょう。 私は数年前、21.145MHz で 「 CQ Contest 」 ( SSB ) を出している EU に応答する JA 数局を聞いた事があります ( 超 OM 局もいました ) 。 また、第三者がスポットしたと見せ掛けた、セルフスポット ( 違反 ) も指摘されています。 遠隔操作による不正も増えているのかも知れません。 無線やネットを利用した送信は勿論、遠隔受信 ( 受信は証拠が掴み難い? ) も禁止されています。 すべての送信機と受信機は、直径500メートルの単一円内にあって、アンテナはラインによって送信機と受信機に物理的に接続する必要がある、と規定されています。 世界にモニター ( 監視 ) 局を置いてチェック態勢を強化する必要もあるのかも知れません。 いずれにしても不正が見逃されると、コンテストに対するモチベーションにも影響します。

 NP2P2015 SSB , CW , 2016 SSB と 3 回連続失格です ( 下資料の通り ) 。
 オペレータは N2TTA 。 カテゴリーは SA HP ALL です。 因みに 2014 年の CQ WW DX SSB Contest ではログの提出が遅れ失格になっています。 毎回 4,000 局以上も QSO しているのに、どうしたのでしょうか ?。 こうなると愉快犯的ですね。

 CQ WW DX SSB Contest
 
 CQ WW DX CW Contest
 
 CQ WW Contest Score Database より。

 大量の失格局を出した今年 ( 去年 ) は、いったい何があったのでしょうか?。
 毎年ラインスコアの末尾に Disqualified として失格局が掲載されますが、個々の理由については発表されません。


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