RCC と言っても 「 RCC 中国放送 」 の事ではありません。 ARRL が発行する AWARD で、この AWARD を得るには QSL などは必要なく、推薦人が 2 名必要です。
1970 年初期の頃、東京都板橋区高島平付近のローカルで RCC をなんとか貰いたいと話が盛り上がった事があります。
入会条件は基本的にラグチューが好きで常態として 30 分以上のラグチューをしている。 その人を既に RCC の会員である人が ARRL に RCC の会員に相応しいと言う事で推薦状を出してくれれば資格が得られるのです ( 2 名必要 )。 W とラグチューする事が必須です。
圧倒的に W の会員が多いですから、その中の会員を捕まえて 30 分以上ラグチューをし、推薦してもらうのです。 どうですか ?。 日本人で RCC の会員であると言う事は 「 チョットしたステータスじゃん 」 なんてローカルと話は盛り上がります。
ところが、簡単な事ではありません。 だから 「 ステータス 」 になりえるのですが ・・・。 そんな話をしていると、「 俺 RCC の会員だけどなにか ? 」 なんて OM が現れるのです。 事情を話すと、「 俺と 30 分ラグチューすれば推薦状書いてやるよ 」 「 え! W とラグチューしなくてもいいの ? 」 「 だって俺 RCC の会員だから ・・・ でも俺の場合は W の OM から推薦してもらったけどね ・・・ 」
一気に敷居が無くなりました。 私と、高島平の高校生ハムは、こんな事情でステータス RCC を手に入れたのです (笑)。 RCC には発行日やシリアルナンバーは記載されていません。 インチキ臭いが 「 ラグチュー好きなら言語、国籍は問わないだろう 」 と ・・・ 言い訳しながら。 シャックに飾ったのです。
しかし、事情を知らない外部から、皮相的に見れば 「 RCC の会員 = 英語がペラペラのイメージ 」 なのです (笑)。 しかも ARRL のお墨付きですから鼻高さんです。 見栄張る君だったのです。
実は、この RCC、本国の ARRL ではルールが簡単過ぎて申請者数が半端なく、お荷物になっていました。 本国じゃ誰でも入れるし、何のステータスもないですよね。 そこで、ついに、こんなくだらない AWARD は止めちまえ!。 って事で Feb 12, 2004 に廃止になりました。
私達の思っていたのと、現地では RCC に対する温度差があり過ぎました (笑)。
私の RCC は水色の色紙だったと思いますが、探しても見つかりませんでしたので、トップの AWARD はネットから借用しました。 今でも QSL に RCC と印刷しているカードが舞い込みます。
私も会員になってから、RCC 入会希望者何人かに推薦状を書きましたよ (笑)。