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DX pedition をワッチしてみた 

2016-10-01 23:31:00 | Ham Radio
 このところアクティビティーが低く、これではまずい ・・・ と思って久々に RIG の前に座ってみました。 たまたま、7MHz CW の T2R が良く聞こえておりました。 飛びチェックにはちょうどいいカモ ( 失礼ですね (笑) ) だと思い、一旦パドルに手を掛けましたが、Slot も埋まっているし、NA SA の指定もありワッチ ( 高みの見物 ) をする事にしました。
 
 相変わらず DX pedition 側の指定にもかかわらず、それを無視して JA がコールしています。 いつも見かける光景ですので、もはや気にもなりません。 USA からのコールが聞こえていますが、T2R 側では聞えないらしく、再び JA を拾い始める ・・・ 。 これも良くある事ですね。

 その内、指定が ATNO に変わりました。 ATNO の意味をどれだけの DXer が理解できているのかは不明ですが、パイルアップの大きさにあまり変化が無い事を鑑みると理解度は低いと思われます。 また、当然知っているはずの日頃よりアクティブな #1 DXCC の OM までが QSO をしているのを聞くに至っては、いったいどうなっているんだ ? ・・・ と考えさせられます。

 多くの場合、交通整理のうまく行っていない DX pedition はオペレータ側にも問題があるようで、クラスターでは T2R の オペレータに対し EU からは辛辣な批判がスポットされていました。

 ひとつ気が付いた事があります。 オペレートのヒントになるかどうかは分かりませんが ・・・ 。
 QRZ DE T2R ATNO UP と打った時の方が、 QRZ ATNO DE T2R UP と打った時よりパイルが少ないと言う事です。 それにはこう言う理由が考えられます。 つまり CW を良く取れない OM が ・・・ 前者の場合、コールの後になんか打ってるぞっと、一瞬コールをためらうからではないでしょうか ?。 それに比べ後者は DE T2R UP しか耳に残らず ATNO をスルーしてしまうのです。

 T2R はこの時、確かに ATNO を最後に持ってくる場合と、前半に持ってくるスタイルの二種類がありました。 T2R のオペレータが両方をランダムに使っていた事を考えると、この微妙な違いに気が付いていなかったのでしょう。

 いずれにしても、まず ATNO の意味を正しく広く知らしめる必要がありそうです。 勘違いが多いようですが ・・・ ATNO の意味は All Time New One ですから、いずれのバンドでもモードでも一回も QSO したことが無いと言う意味です。 過去に DXCC の MIX Mode でクレジットを受けてなくて、その人にとって全くの初めて ( New One ) の QSO を意味します。 従って、T2R との QSO が初めて言う意味ではありません。

 P5/3Z9DX の時、ATNO の指定で 「 俺は 20m は持っているが 15m は初めてだったよ 」 と言っておられる OM がいましたが ・・・ それは間違いです。 20m で持っているのであれば呼んではいけません。 本当の ATNO にとってはショックな事です。

 ATNO であるか否かは DX pedition 側はもちろん、他人では判断できず、本人のみが知っている事です。 それ故に、性善説に委ねる部分が多いと言うところに大きなネックがある様です。 もう一度繰り返しますが、ATNO 指定の場合、少なくとも #1 DXCC を持っておられる OM には呼ぶ権利がありません。


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