骨壺が３つ・・・

　日曜日の明け方に我が家の最後のラブラドル犬ウランが天国に旅立ちました。
向こうではアトムやオージが待っていて、３頭で仲良く暮らしているかと思います。

１５年と１１ヶ月と、大型犬としては記録的な寿命だったと思います。
最後は水しか飲まないで、なんとか耐えていましたが、苦しまないで生涯を終えたのが助かりました。

　我が家に来たときは、生後３ヶ月でしたが、人見知りをしないラブラドル犬でした。
８ヶ月時に避妊手術をしたときに、縫合糸にアレルギー反応があり、手術を３回受けましたが、それからは大きな病気はしないで１５年生きてきました・・・

　加齢で階段が上れなくなり、寝るのはソファーになり、最後はタオルケットの上でした。
飼い主もシュラフで添い寝をして、２年と半年介護になりました。
固い居間の床のほうが、ベッドの柔らかさよりも心地よくなりました。
ボーイスカウトでのキャンプよりは、随分とましかなと、思います。

私のベッドの脇のタンスの上に、骨壺が３つとラブラドル犬達が写った写真が３枚あります。
しばらくの間は、「おやすみなさい」と「おはよう」は毎日の締めくくりと始まりの挨拶になります。

　オージが亡くなった時は、毎晩の晩酌の相手がいなくなり、困りました。
呑むのは私だけですが、オージは息子の椅子に座り、私の仕事上での愚痴を毎日聞いてくれました・・・

彼の目は、「父さんも毎日たいへんなんだな～」という、眼差しでした・・・