ここのところヒューマンエラーに起因する事故がマスゴミで報道されています。
学校で行われるプールの授業のために、担当の教諭がプールを満水にするために口径の大きな水道のバルブを閉め忘れて、大きな金額の水道料金を教諭や校長の自己負担になっていました。
さらには、幼稚園の送迎バスが園児を下ろし忘れたうえに、担任の幼稚園教諭が登園の確認を忘れて、園児がバスの中で死亡した事案がありました。
事案はともかく、典型的なヒューマンエラーの事例になります。
事例の対応策として、前者は「民間事業者への委託」なんて事を所管する官庁が出していました。
後者の対応策としては、送迎のバスに搭乗児童の確認カメラなんて案が出ていました。
不思議に思うのは、前者も後者の事案もA4程度の確認リストと鉛筆が有れば済むことなんだけどと毎回思います。
事故防止のために何百万もの金額を費やすのが必要なのかなと考えてしまいます。
半世紀以上も前の前の学生時代に「安全工学」という分析化学専攻とは関係の無い講義を受けたことがありますが、この授業は大変面白いものでした・・・
月に人間が行く時代でも、所詮はヒューマンエラーをどのように防ぐかの課題で、「人間は間違いを犯す動物」であるという事を教えてくれました。
その講座の担当教授は最終講義の時に「これから皆さんは、社会に出てお仕事をされると思いますが、男と女が居る社会ですから、「人間は間違いを犯す動物」ということをよく覚えていて下さいと、意味深な最終講義だったことを爺さんになった今でもよく覚えています・・・
惚けが始まった爺さんは早朝からこんな戯言を考えてしまいました。