:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ 〔号外〕 教皇フランシスコの粋な計らい

2015-02-16 18:15:33 | ★ ローマの日記

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〔号外〕 教皇フランシスコの粋な計らい

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イタリアの郵便局は全く当てにならない。いつ先方に届くか見当がつかないのだ。それで、大事な急ぐ郵便物はわざわざバチカンポストに持っていく。同じローマにあっても、別の独立国で、先進国並みの真面目なサービスが期待できるからだ。

今朝、平山司教様の手紙5通をバチカン郵便局から出すために、聖ペトロ広場に行った。すると、脇の郵便局の周りに人だかりがしていた。その人だかりを縫って進もうとすると、長髪にひげ面のハンサムな男性が私を呼び止め、ちょっとテレビのインタビューに付き合ってくれないかと誘った。きれいなお姉さんがテレビカメラをこちらに向けた。(あれ?普通はカメラを男が、マイクはお姉さん、じゃないの?)

話のテーマは、「この郵便局の脇に教皇フランシスコは今朝から散髪屋とシャワー室を開業した。浮浪者にただのサービスを始めたのだが、あなたはどう思うか。賛成か、反対か?」というものだった。

「つまり、浮浪者として私はそれをどう受け止めるか、という質問ですか?」と問い返し、「粋な計らいだと思いますね。私も早速お世話にならなければ・・・」と答えた。

すると彼は、私の汚い格好を改めて見て、これはまずいことを言って私を傷つけたと思ったか、照れ笑いをしながら「いや、それは、実は私の問題でもあるんですがね」としきりに自分の長髪と髭をなで回した。

それだけのことだが、昼ご飯のテーブルでその話は笑いを誘った。司教様は私の姿をじろじろと見て、その恰好じゃ無理もないネ。面白いから、早速ブログに書いたらいい、と話を振ってこられた。

街角の日本人浮浪者

(おわり)

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★ シンフォニー「無垢な人々の苦しみ」の日本ツアーにGO!サイン。

2015-02-16 09:58:56 | ★ シンフォニー 《日本ツアー》

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シンフォニー「無垢な人々の苦しみ」の日本ツアーにGO!サイン

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ついにGOサインが出た!

これから日程の作成、会場の確保、ロジスティックス、ターゲットの絞り込み、資金問題、・・・忙しくなるぞ!

しかし、大切なのは、このシンフォニーの本質は何か、何故するのか、何故この時期に、

などの内容面を明確にすることではないか?

私は2012年のアメリカツアー(ボストン、ニューヨーク、シカゴ)に同行した。

2013年の東欧ツアー(アウシュヴィッツ、ルブリン、ブダペスト)にも同行した。

作曲者のキコ氏は、将来の日本ツアーに備えて、私を常に連れて歩いたのだった。

前者にについては、私のブログのカテゴリー別記事「アメリカレポート」(19編)に、

http://blog.goo.ne.jp/john-1939/c/5407bfa361310681744be2d831e0af38

また、後者については《シンフォニー「無垢な人々の苦しみ」》(6編)

http://blog.goo.ne.jp/john-1939/c/ab25009aa45b773dde019ec341878e2e

それぞれ詳しく書いたので、是非あらためて見ていただきたい。

 

 

リンカーンセンターの エイヴリーフィッシャーホール (ニューヨークフィル の ホームグラウンド)で演奏された

"The Suffering of the Innocents"

「無垢な人々の苦しみ」のDVDの表紙

写真の左は作曲者キコ・アルグエイヨの横顔。右側はアウシュヴィッツにユダヤ人を運んだ貨車と

中央に小さくアウシュヴィッツ強制収容所(殺人工場)の正門

(つづく)

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