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キコの最初の書き下ろし
「ケリグマ」(福音の告知)を翻訳中
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大型連休。晴天に恵まれたが、野尻湖を吹き渡る風は冷たく
妙高は雪に覆われている。
予定外に日本に帰国し、復活祭明けの4月10日にはローマに発っているはずだったのに、
何故かひっそり野尻湖のホームベースにこもって何やら仕事に打ち込んでいる。
そうです、今まで頑なに本を著さなかったキコが、何を思ったか
《ケリグマ》
と題する一冊の本を書いた。昨年の暮れスペイン語がまず出て、次いでイタリア語が2月に、
後はほとんど同時に英語、フランス語、ドイツ語などが出始めた。
いつもながら、日本語はずっと遅れる。
野尻湖に蟄居して、人を遠ざけ、専念するが、やっと半分を過ぎたところ。
この季節に野尻の家に居るのは5-6年ぶりのこと。雪は解けたばかりで雑草はまだ生えていない。
背丈の低い水仙の花とチューリップの葉が、落ち葉をかき分けるように春を告げている。
ケリグマ (Kerigma) はギリシャ語で、日本語には1対1で対応する言葉がなく、非常に訳しにくい。
よい知らせ、福音、告知、告げられた神のことば、などなど・・・
ケリグマとは何かは、この本を読めばよくわかる。
キリスト教の本質、真髄に関わる問題だ。
早く届けたいと焦る思いと
じっくり念入りに作業して、いいものに仕上げて出したい、と言う思いの板挟みになっている。
窓から目をやると、ピンクの山桜が今満開。心が癒される。
早くローマに行って、新しい教皇フランシスコの姿を見たいという思いもある。
清貧の聖者、アシジのフランシスコを自分の教皇名に初めて選んだ勇気ある人だ。
聖フランシスコは12世紀の低迷する教会を建てなおした改革の聖者でもあった。
彼の手腕に期待したい。
福者ヨハネパウロ2世のように、余り無防備に身を曝し
、内外の敵から暗殺されることの無いようにと切に祈る。
私の庭の続きに茂る山桜の木。一株だが根元で7-8本に分かれて伸びている。
(終わり)
翻訳、楽しみにしてまーす(≧∇≦)