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特定秘密保護法案
「歴史の教訓を記憶にとどめないものは・・・」
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アウシュヴィッツの強制収容所の壁のパネルには
「歴史の教訓を記憶にとどめないものは
同じ悲劇を再び体験することになる」
ジョージ・サンタヤーナ
と記されていました
数日前に遠方の親しいお友達から一通の電子メールを受けていました
以来、そのメールにどう対処すべきか迷っていました
それは、以下のような文章を広く拡散してほしいという依頼の伝達でした
「プロ」と「コントラ」 をさんざん考えました
出来れば関わり合いを持たず距離を置いて静観していたい
と言う思いと
いや、いま私も関わって動いておかなければ
自分は、ブログで何も書かない、何も書けない人間になってしまう
と言う思いと
その両方の間で揺れ動いていました
そして、結局取り上げることにしました
取り上げる以上、少しは知識を蓄え、自分の心象と意見を持たなければ、と思い
ネットでいろいろ調べましたが
問題の法案文は無味乾燥で長く、専門的でした
専門家たちの意見は膨大な量で、多岐にわたり、下手に要約できそうにもありません
それで、自分も理解し、おおむね同意見だということで
友人からもらった文をそのまま下に引用することにしました
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『秘密保全法案』 が成立する見通しです
経産大臣が、たとえば福島の事故に関する一切の情報について「特別秘密」に指定すると、マスコミの取材も、国会での追及も、フェイスブックでの個人の発信も、すべて違法・厳罰となります。
処罰されるのは公務員だけでなく、仕事上「特別秘密」を取り扱った民間の労働者なども含まれます。
放射線量の分布や健康への影響、環境汚染などに関するデータを調べて、公表しようとして取りやめた場合でも「未遂罪」としてやはり刑罰が課せられます。それに関して一般の民間人の日常会話でも、フェイスブックで何かコメントを書き込むと「共謀罪」が適用されて前科がつきます。
また、福島原発で放出された放射線量について情報を開示しろとして呼びかけると、「特別秘密の取得罪」が適用されます。
マスコミも、どのような取材が正当かを、マスコミでなく一切を政府が判断することになります。
一般の民間人は何が「特別秘密」であるのかわからず、自分は知らなくても犯罪を犯していることになるのでフェイスブックへの投稿やコメントも、この法律に基づいて捜査機関によって監視されます。そこで何が「特別秘密」であるかを知りたいと表明すると、検挙されます。
また、たとえば防衛大臣が「特別秘密」に指定すると、自衛隊が海外で憲法第9条を無視して戦闘行為を行うことも可能となります。それをマスコミが取材したり、違憲であるとして国会で追及すると検挙されます。
この法律は、この秋の国会で自民賛成多数で衆参両院を通過して成立する予定です。
独裁政権の党首である限り、首相が外国に向けて公式の場で虚偽の証言を発信しても、それで国民には何かができるわけでありませんね。加えてこの法律の制定も、独裁政権というものの力でしょう。
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すぐその後に続いて以下の URL が付けられていました
「日弁連」(Japan Federation of Bar Associations) の公式のサイトです
「日本弁護士連合会」と言えば日本のすべての弁護士が加入している権威ある団体で
国家権力からわれわれ国民を護ってくれる公然団体です
その事務所は 東京都千代田区霞が関一丁目1-3 弁護士会館 にあります
それがこんな形で啓蒙活動をしていることを知る人は多くないようです
私も友人からメールを貰うまで知りませんでした
私のブログの読者にも知っていて戴いていいことだと思いました
上のアウシュヴィッツのパネルの言葉ではありませんが、このまま過去の歴史に学ばなければ
近い将来に再び「壁に耳あり、障子に目あり」の、何も言えない
暗黒の時代
が戻ってくるような気がしました
下のURLをクリック しましょう
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/himitsu_hozen_qa.pdf
(おわり)
「秘密保護法」 ハンタ~イ!! です。